新年のご挨拶

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謹んで、市民の皆さまへ新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は、本市にとって大きな飛躍の年となりました。中心市街地に歴史的な建物と川や公園などの自然があり、まちを歩いて楽しめるところや、コーヒー店、わんこそばのほか、書店、ジャズ喫茶など日常の暮らしの中にある文化が根付いたまちであることがニューヨーク・タイムズ紙から評価され、国内外から多くのお客さまをお迎えすることとなりました。本市ならではの日常を体験することが、訪れる人に喜ばれているようです。この出来事は、盛岡に暮らす私たちに日々の営みが生みだす何気ない豊かさを改めて気付かせてくれました。
さらに本年は、盛岡市立図書館のリニューアルオープンや、中ノ橋通に整備が進められているmonaka(モナカ)のオープンなど、人々の交流やにぎわいの場に新しい風が吹き込みます。引き続き盛岡の魅力を磨き上げ、広く発信しながら、世界から愛され、市民が誇りを持てるまちづくりに、皆さまと共に取り組んでまいりたいと思います。
また、本市のまちづくりの指針となる総合計画は、令和6年度が最終年度に当たりますことから、幅広くご意見を伺いながら、新しい総合計画の策定を進めてまいります。
市政運営の柱である市民との対話は、ニーズを正しく把握するとともに、市政推進のパートナーでもある市民の皆さまに参画いただくためにも欠かせないものです。本年も、私自身が皆さまと直接顔を合わせ、一人一人と言葉を交わす機会を大切に、市民感覚で新しい盛岡を創ってまいります。
これからも、市民の皆さまが生き生きと暮らせるよう、「より優しく、より強い盛岡」の実現に向けて全力を尽くしてまいります。皆さまにとって健やかで実り多い年となりますよう心より祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。

盛岡市長　内舘　茂