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第三回 盛岡城を探る

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岩手県盛岡市 クリエイティブ・コモンズ

市は、盛岡城跡への歴史的建造物の復元に向けた調査を進めています。その取り組み状況や確認された史資料などについて全3回で紹介します。

■調査報告~建具・意匠等調査~
復元にあたっては、絵図面や写真などから確認できる屋根や外壁のような外観・構造に関する情報収集だけではなく、内部構造や意匠についても調査を進める必要があります。これまでの調査では、盛岡城で使用されていたと伝わる建具(板戸など)のほか、建具に使用される引手金具や打った釘の頭を隠すための装飾品である釘隠(くぎかくし)などの金具類も多く確認されています。
各種建具からは、描かれている画題のような意匠としての情報だけではなく、その大きさから、かもいの高さのような建物内の構造に関わる情報も読み取ることができます。
南部家の家紋である双鶴文(そうかくもん)が精巧に施された釘隠や飾り金具、盛岡城の襖(ふすま)絵として使われていたとされる版木(印刷のため文字や絵などを彫りつけた版)に残された文様などからは、建物内部の様相の一端を知ることができます。
こうした建具・意匠などは、盛岡城の特徴を表す貴重な資料であり、これらの調査もかつての盛岡城の姿を探っていくための重要な取り組みです。

■盛岡城の未来を考えるシンポジウムを開催します
「復元」が持つ可能性やこれからの盛岡城の在り方を皆さんと共有するため、シンポジウムを開催します。基調講演や市の取り組み報告、市民とのトークセッションなどを通して、さまざまな「盛岡城」の姿をお伝えしますので、ぜひご参加ください。詳しくは、市ホームページをご覧ください。
日時:2月18日(日)13時半~
場所:プラザおでって(中ノ橋通一)
定員:150人

問合せ:盛岡城復元調査推進室
【電話】613-7956

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