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自治体の皆さまへ

謹賀新年

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岩手県矢巾町

矢巾町長 高橋 昌造
令和6年 元日

あけましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、健やかで希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。そして、日ごろの町勢発展に対するご理解とご支援に、心から感謝いたします。
今年は、本町のさらなる躍進と発展、そして地域コミュニティを大切にした行政運営を推進し、多種多様な課題に地域と共に取り組みながら、町民お一人おひとりに寄り添い、手を取り合い未来へ前進する年にしたいと考えています。
昨年は、SDGs(持続可能な開発目標)の基本理念のもと「誰一人取り残さない」、笑顔があふれる町とするため、町民の幸福の実現に向け5つの重点項目を掲げて施策を推進しました。
「共生で輝くいのちを守る取り組み」では、全世代にやさしいまちづくりを進め医療的ケア児の受け入れの実現、「認知症の人にやさしいまちやはば」宣言、「町認知症とともに生きる町づくり条例」制定など、安心して生活できるまちづくりを進めました。
「住環境の整備」では藤沢第2、田中、下花立の3地区の大規模宅地開発が進み、移住定住施策を大きく推進することができ、地域の活性化が期待されます。
「産業の活性化」では、徳田橋の供用開始が間近であり、一般国道4号盛岡南道路の事業化決定も併せて今後、町の交通アクセスは格段に向上することとなります。また、西部地区には、東北エリア最大級のマルチテナント型物流施設プロロジスパーク盛岡が開設。国道4号沿線の企業誘致による開発と合わせ、産業の活性化、地域活性化、雇用の創出につながるところです。
「デジタルトランスフォーメーション」では、日常生活でもデジタル化は急速に進み、日々の暮らしを豊かにしています。町では行政サービスのデジタル化、マイナンバーカードを利用したオンライン手続きの推進、住民総合ポータルアプリ「やはナビ!」などのリリースにより効果的な行政情報の発信および町民の皆さまの利便性向上を図りました。
「共創と近助によるまちづくり」では、本町のより良い未来のため、将来世代の意見を町政に反映させる取り組みを推進しました。数十年後を生きる町民になりきり、現代の町に必要なことを考える「フューチャーデザイン」の手法をさまざまな機会を捉えて活用。この手法を用いた町民参加のワークショップでは、未来につながる多くのアイデアが生み出されています。今後も、社会環境が大きく変化する中で隣近所、地域コミュニティがお互いに支え合うことや、町と町民のさらなる心の通う関係性の構築を進めます。
今年は、4月から第8次矢巾町総合計画が始動する年になります。町勢発展のため、新たな活力や幸せを実感でき、豊かな文化や環境を未来へつなぐまちづくりを掲げてまいります。町民の皆さまとともに、より良い町づくりのため、さらなる本町の発展と町民福祉向上のため、全身全霊をささげて町民の皆さまと共に歩みます。そして、未来ある子どもたちが「ふるさと矢巾」を誇りに思い、そして将来の矢巾を支え、自分らしさを見つけられるまちを目指します。
令和6年の干支(えと)は「甲辰(きのえたつ)」であり、古くからの言い伝えでは「春の日差しが、あまねく成長を助ける年」とされ、これは春の暖かい日差しが大地の全てのものに平等に降り注ぎ、急速な成長と変化を誘う年になるとのことです。辰は「振るう」に由来しており「自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になり形が整う状態」を表し、大きな飛躍を連想させることから、本町が雲竜の昇天のごとく町民の皆さまと将来に向かって飛躍につなげる年としてまいります。
結びに、この一年が皆さまにとってすばらしい年になることを祈念し、年頭のあいさつといたします。

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