■中田 雅博 隊員
着任初年度から『”音楽のまち宣言”へのカウンター』を創り出してきた集大成として、10月19日の秋まつりに併せて学生軽音楽イベントを行いました。
もちろん、バンドサウンドというものが人を選ぶジャンルということは承知していますし、老若男女に受け入れられるものでなければ大っぴらに推せないという行政的な事情も理解しています。
だからこそ、協力隊という立場から『若者・学生のバンド文化』が”音楽のまち”のコンテンツの一つとなるように働きかけてきました。
皆さんもご存知の通り、矢巾には優れた成績を残している、すばらしい音楽系の部活動があります。しかし、(他の文化部や運動部でも)『部活動の強さ』は『指導者の力』とニアリーイコールの関係です。育成年代の子どもたちに『同世代と競争して勝てる(評価される)技術』を託すことができれば、ある程度は勝ててしまう。でも大事なのはその先にあって、学生時代に打ち込んだモノが生涯の趣味や仕事になったりすることだと僕は思います。
“音楽のまち宣言”をしているこの町で「マジで音楽が好きでバンドやってます!」という若い力をもっと見てあげてほしい――という想いから、今回のイベントを企画しました。開催にあたっては、実行委員として地域の大学生に参加いただき、また活動を通じてご縁のあった隣町の皆さんにも音響面でご協力いただきました。
『大人げない大人達が真剣に悪ふざけしたフェスごっこ』、またやりたいですね。
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