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軽米の輝き人 vol.31

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岩手県軽米町

■日本一大きく見えるプレーヤーになる
下北沢成徳高校バレーボール部キャプテン
内澤明未
UCHIZAWA AMI

令和5年夏、全国高校総体女子バレーボール競技で下北沢成徳高等学校(東京都)が2年ぶり5度目の優勝を飾った。女子リベロ優秀選手に選ばれ、チームを頂点へと導いたのは、軽米中学校出身でキャプテンの内澤明未(あみ)さん。身長150センチの小さな女の子が大きな偉業を成し遂げた。
始めるきっかけは、町のバレーボール大会。小学生の頃は、軽米VBSSでとにかくうまくなりたいと練習に打ち込んだ。転機は中学3年。当時、盛岡の高校でバレーボールを指導していた伊藤崇博(たかひろ)監督(現下北沢成徳高監督)からの1本の電話だった。驚きと喜びとともに身長や技術面での不安も大きかったが、背中を押してくれたのは両親や仲間の存在だった。「今行かない方が後悔する」と決意し、期待と不安を胸に上京した。
入学して早々にチャンスが巡ってきた。関東高等学校女子バレーボール大会に出場し、その後の高校総体では全国優勝を経験。1年生の頃はがむしゃらにバレーボールに取り組んだ。2年生になり「下北沢成徳」という看板を背負い、結果を出さなければいけない立場となった。あまりのプレッシャーからか「何のためにバレーをしているのか分からない」と先が見えなくなることもあったが、「結果ではない。バレーを楽しんでくれたらいい」との両親の言葉で肩の荷が下りた。どんな時でも前向きに思えるようになったという。
3年生になった今年はキャプテンを任された。「1人1人がキャプテン」との気持ちで臨み、部員全員で切磋琢磨し日本一を掴んだ「執念と根性」をチームの合言葉に、小さな巨人の挑戦は続く。

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