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軽米の輝き人 vol.25

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岩手県軽米町

■町の特産品は全国世界で売られている 皆さんにもその潜在能力を知ってほしい
古舘製麺所代表 古舘拓さん
FURUDATE HIROSHI

「子どもが大きくなったら、軽米で麺を作りたいと思えるような仕事をしたい」――「はっとうや」と呼ばれ親しまれている古舘製麺所の代表、古舘拓さんは、仕事の目標をこう明かす。
古舘さんは軽米高校を卒業後、北海道の短期大学へ進学。そして卒業後は日高地方のサラブレッド生産牧場で、競走馬の生産に10年余り携わっていた。その中で、自身の生産した馬が日本ダービーで出走したこともあるという。そのときは東京競馬場へ応援に出向き、「あれは一生の思い出になった」と振り返る。そんな古舘さんは30歳になる年に軽米町へ帰郷し、家業の製麺所で働き始める。
古舘製麺所の商品のウリは、地場の原料の良さを活かして、素材の持つ味を引き出すような商品づくり。外国産原料や食品添加物は極力使わず子どもにも安心して食べさせられる麺づくりは、全国的にも高く評価されており、2019年には農林水産大臣賞を受賞した。しかし古舘さんは「軽米町には優れた素材とそれを活かせる人材、事業所があるが、町の特産品開発では活用できていない」と現状を嘆く。
「軽米町で生産された蕎麦などを原料にした商品は、東京の一流百貨店や海外のスーパーでも売っているよ」――続けられた言葉には、町の特産品の潜在能力を皆も知ってほしいという思いが込められている。

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