令和5年 春の叙勲

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■瑞宝双光章
盛岡少年刑務所教誨師　一條善人(よしひと)さん(上河南)

一條善人さんは、県神社庁からの推薦を受け盛岡少年刑務所の教誨師(きょうかいし)として、再び刑務所に戻る事のないよう「人としての生き申込・申請方法：道」などの講話を平成2年から33年間にわたり行い更生の手助けをしています。
受章について、「無上の喜びで溢れています。これを機に皆さんが教誨師というものを知るきっかけとなればうれしいです」と喜んでいました。また、「教誨師を含めて他のボランティアの活動をしている方々がもっと評価されてほしいです」とも話し、「後継者が育ってほしい一方、自分が続けられる限り続けていきたいです」と熱く話しました。

■瑞宝単光章
元各種統計調査員　坂本武道(たけみち)さん(板橋)

坂本武道さんは、国勢調査をはじめ農林業センサスなど、昭和55年から令和2年までに64回の各種統計調査に従事しました。調査の対象となる住民との信頼関係を築き、長年にわたり統計調査業務に尽力されました。
受章を聞いたときは、「信じられず、自分がいただいていいのかという気持ちの方が強かったです」と驚いたそうで、「以前に比べて統計調査への関心が低くなっているように感じています。それでも町や国に役立てられる調査を理解いただくよう心がけてきました。もう少し調査員を続けていきたいです」と今後の抱負を話しました。