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軽米の輝き人 vol.29

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岩手県軽米町

■ナニャドヤラへの熱い思い 次の世代に伝えつなぐ
地域の活動を支える
上村初男
KAMIMURA HATSUO

迫力満点の太鼓の音色が響き渡った、カシオペア杯争奪ナニャドヤラ大会。4年ぶりの開催となった今年、最優秀賞に輝いたのは初の合同出演となった「山内と菊の里盆踊り保存会」だった。
上村初男さんは、山内地区の地域活動を支え、活動の取りまとめ役として活躍する。ナニャドヤラを始めたのは15年ほど前で、現在の山内盆踊り保存会の上山勝志会長からの誘いがきっかけだった。「その頃の太鼓奏者は5、6人だった」と振り返る。人数が少なく、迫力が足りないとの思いから、積極的に周りに声をかけ仲間を募った。すると若い世代が参加し、その親の練習に一緒に来た子どもたちが太鼓に触れ始めたりと、17人まで増えたという。「子どもがいることで次につながる。子どもたちの存在は大事」と思いを語る。
太鼓奏者が増えた一方で、踊り手が少ないという課題も見えてきた。「太鼓の力強い囃子に、踊り手の華やかさがなければ、自分たちが目指すナニャドヤラはできない」。そんな思いから、晴山菊の里ナニャドヤラ愛好会に声をかけ、合同での出演へとつながった。「やはり踊り手の厚みと、太鼓との一体感が必要だった」と成果を喜んだ。
かるまい夏まつりでのナニャドヤラ流し踊り大会では、歌と踊り、そして総勢22人の太鼓群が一体となったパフォーマンスで称賛を浴びた。「これからも、地元の祭りや盆踊りに積極的に参加したい。オファーがあれば喜んで披露したい」と語る。これからも地域活動の展開と継承、発展のため、活動は続いていく。

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