明けましておめでとうございます。

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■軽米町長　山本賢一
2024年の年頭に当たり、皆様に謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年は5月に新型コロナウイルス感染症が5類へと移行となり、行動制限が緩和され、徐々にコロナ禍前の日常を取り戻しつつありますが、国際情勢の緊迫化、物価の高騰など、私たちを取り巻く環境は依然先行き不透明な状況が続いた一年となりました。本年は皆様にとって、希望にあふれ穏やかな年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

▽待望の「宇漢米館」が開館
さて、町では、住みよい環境と活力ある地域社会を維持していくため、令和3年3月に策定しました「軽米町総合発展計画」と「第2期軽米町総合戦略」に基づき、まちの将来像「一人一人の活力と思いやりが循環するまち」の実現に向けた各種施策を推進しているところです。
町の重要施策として、平成28年度より整備を進めてまいりました、かるまい文化交流センター「宇漢米館」が昨年12月1日に開館いたしました。

▽新たなコミュニティの拠点
「宇漢米館」は、多目的ホール、図書館、子育て支援センター、トレーニングルーム、バスターミナルなど、子どもから高齢者まで多世代が多目的に交流できる機能を備えているほか、館内全体に木材を多く使用しており、明るくぬくもりのある空間が広がる施設となっております。
また、屋根へのソーラーパネルの設置や地中熱を空調に利用するなど、自然エネルギーを活用した省エネルギー設備を導入し、環境への負担軽減に配慮した施設になっております。
「宇漢米館」が、町民の皆様に親しまれ、人と人とのつながりだけでなく、人と文化をつなぐ町の新たなコミュニティの拠点として、地域活性化の一助となりますことを期待しております。

▽子育て支援日本一を目指して
現在実施しております、高校生以下の医療費無料化や児童生徒の学校給食費の無償化、保育料の完全無料化に加え、子どもの遊び場の整備など、安心して子育てできる環境づくりに今後も取り組み、「子育て支援日本一のまち」を目指してまいります。
結びに、町民の皆様が町に愛着と誇りを持てるまちづくりの推進に努めてまいりますので、引き続き皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げ、新年のごあいさつといたします。

■軽米町議会議長　松浦満雄
軽米町議会を代表して、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
私は、昨年5月10日の町議会初議会におきまして、議員各位のご推挙を頂き、第19代軽米町議会議長に就任致しました。微力ではございますが、町民福祉の向上につながる新たな課題解決に向けて、議会一同、軽米町の発展のため全力を傾注してまいります。

▽町村議員定数の50%が無投票
昨年の統一地方選挙におきましては、議員のなり手不足による無投票当選の地方議会が増え、民主主義の根幹を揺るがす事態となっております。そうした中で当議会では、昨年4月の統一地方選におきまして、新たに2名の新人議員を迎え、厳しい選挙を勝ち抜いた12人により、新たにスタート致しました。しかしながら、議員の高齢化や投票率の低下には、歯止めがかからない状況が続いており、議会改革の必要性を身近に感じているところであります。

▽持続可能な軽米町を創るため
厳しい社会情勢の中で当町におきましても、喫緊の課題であります人口減少対策につきましては、雇用の創出、定住促進対策、子育て支援など諸課題が山積しておりますが、議会といたしましても、重要な町政課題として人口減少・少子化対策調査特別委員会で引き続き議論を重ねて、昨年12月定例会で町に対し中間報告を致しました。

▽議会の総意で町長へ施策提言
(1)若者定住対策を推進し、若者世代用住宅の建設のための予算措置をすること、移住支援専門員を地域おこし協力隊に求め、移住・定住対策を強力に推進すること
(2)安心・安全なまちづくりのために、鳥獣被害対策を強化し、農業後継者が安心して、農業従事できる環境整備に努めること
以上2項目について町に要望致しました。今後、町当局と一体となって具体的な施策の実施について取り組んで参ります。

▽議会改革特別委員会を設置
議会運営につきましても現状のままでは議員のなり手不足が顕在化して来ることに危機感を感じ、令和5年6月定例会におきまして議会改革調査特別委員会を設置致しました。立候補者の負担軽減のため前回から町村議員選挙に導入された選挙公営制度の利点をいかして、若者や女性の候補者が政治参加する環境をつくるべく、町民の声を反映した議会改革の必要性を身近に感じています。
今後とも町民の声が反映され、議会の総意としての議会運営に努めてまいる所存であります。皆様のご協力のほどよろしくお願いいたします。
結びに、本年が町民みなさま方にとりまして、輝かしい一年となりますようお祈り申し上げます。