■SNS型投資・ロマンス詐欺が急増
SNSやマッチングアプリを使ったSNS型投資・ロマンス詐欺が全国的に増加しています。県内でも急増しており、被害者の年齢層は40代や60代が多くなっていますが、幅広い年代で多額の被害が出ています。また、金銭の振り込みを指示される時に利用されるツールのほとんどがLINE(ライン)です。不審なアカウントは必要に応じてLINEへの通報や受信拒否設定を行うようにしてください。
「自分は大丈夫」と思わず、おかしいと感じたら警察などに相談しましょう。
▽SNS型詐欺被害者の年齢割合(8月末)
▽特殊詐欺とSNS型詐欺の比較(8月末)
出典:岩手県警HPより
SNS…インターネット上のコミュニティサイトで、ユーザーが情報発信や交流を行うことができるサービス
マッチングアプリ…恋人や結婚相手を探すために、人と人をマッチングさせる仕組みを兼ね備えたアプリ
■SNS型ロマンス詐欺
SNSやマッチングアプリ等を通じて知り合い、一度も会うことなく連絡を重ねて関係を深め恋愛感情や親近感を抱かせて、様々な理由をつけてお金をだまし取る詐欺
▽「それ、詐欺かも…」チェックリスト
・インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで知り合った
・相手が外国人と名乗っている
・会ったことのない相手からお金の話をされた
・「2人の将来のために預金しよう」などと貯蓄をすすめられた
・「会いに行くから航空券代を払ってほしい」などと個人名義の口座へ入金するよう要求された
■SNS型投資詐欺
著名人の名前や写真を使って広告を出したり、メッセージを送り投資に関するやり取りを重ねて信用させ、投資金や手数料などの名目で金銭等を振り込ませる詐欺
▽「それ、詐欺かも…」チェックリスト
・投資関係の広告やURLをクリックした
・SNS上で投資に関するグループトークに招待された
・SNSで知り合った相手からLINEなどに誘導されもうけ話をされた
・著名人や投資専門家から投資方法を説明された
・投資用アプリのダウンロードをすすめられた
・投資資金を個人名義の口座へ入金するよう要求された
■おかしいと思ったらすぐにご相談ください!
二戸警察署 軽米駐在所 三浦優斗(ゆうと)巡査
岩手県の令和6年度8月末までのSNS型投資・ロマンス詐欺被害は、認知件数が32件、被害額は約2億6千万円を上回り、深刻な被害状況となっています。二戸警察署管内でも、8月末時点で3件の被害がありました。
岩手県内では、若い世代だけでなく60代や70代の方々など幅広い年代の方がロマンス詐欺の被害に遭っていて、実際に軽米町の方から、ロマンス詐欺被害の相談も受けています。
自分は引っかからないだろうと思わず、少しでも「おかしいな」「詐欺かな」と感じた時は、遠慮せずに警察に相談してください。
問い合わせ:町民生活課町民生活担当
【電話】46-4734
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