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文化財ニュース

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岩手県陸前高田市

■「閑董院宥健尊師堂(かんとういんゆうけんそんしどう)」

9月5日(火)、矢作町馬越にある市指定有形文化財「閑董院宥健尊師堂」の内部が公開され、多くの参拝者で賑わいました。
当日は、閑董院別当寺院である圓城寺(えんじょうじ)の榊原(さかきばら)住職により、同院の由来を伝える紙芝居が披露されました。祀(まつ)られている宥健尊師は讃岐国(さぬきのくに)(香川県)の丸亀に生まれ、圓城寺を開基(かいき)(※1)した真言宗の高僧です。元和(げんな)5年(1619年)の中秋から翌6年春にかけてまん延した悪疫(あくえき)を鎮めるため、五穀を断ち21日もの間祈願し続けた末に入定(にゅうじょう)(※2)しました。やがて悪疫は消滅し、地域に平和が戻ったと伝承されています。
本年は宥健尊師が入定してから405年目であり、また、その師である真言宗の開祖・弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)の生誕1250周年の節目の年に当たります。
かつてその身をもって馬越を救った宥健尊師を祀る同院は、地元の人々から「閑董院さま」として親しまれ、大切に守られています。
※1開基:寺院や宗派を開くこと
※2入定:高僧が亡くなり、永遠の瞑想に入ること

問い合わせ先:市教育委員会管理課文化財係
【電話】内線556

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