■一般会計歳出合計は、243億7,164万円
本市の令和4年度決算が、市議会で認定されました。
一般会計は、復旧・復興事業費の減少により、対前年度比で歳入が18.6%、歳出が7.9%の減となりました。歳入の構成比は主に繰入金が23.5%と最も高く、以下、繰越金19.1%、地方交付税19.1%となりました。歳出の構成比は総務費が38.4%と最も高く、以下、民生費14.9%、土木費12.1%となりました。
財政健全化法に基づく判断比率は、国の定める基準を下回り、財政状況は健全であるという結果が出ました。
次世代につなげる持続可能なまちづくりをめざし、「陸前高田市まちづくり総合計画」に基づいた施策を推進するために、今後とも適切な予算執行に努めていきます。
■一般会計 ( )は構成比です。
◇歳入
254億9,882万円
対前年度比△58億4,011万円(△18.6%)
◇歳出
243億7,164万円
対前年度比△20億8,063万円(△7.9%)
■特別会計
※一部表示金額以下で端数調整をしています。
■令和4年度の主な実施事業
◇未来技術社会実装事業
観光客や高齢者の移動手段の課題解決に向けて、計画の策定や自動運転サービスの実証実験などを行いました。
◇ふるさとタクシー助成事業
運転免許証を持たない高齢者や重度の障がいのある人に対するタクシー料金助成の対象地域を、市内全域へ広げました。
◇総合保育支援システム導入事業
保護者と保育士の利便性向上のため、登降園管理、欠席連絡、お知らせ配信、帳票管理などができるシステムを市立保育所へ導入しました。
◇きょうされん全国大会開催補助事業
本市で開催された「きょうされん第45回全国大会」において、東日本大震災の経験や教訓、復興支援への感謝を全国の皆さんに伝えました。
◇航空レーザー計測および森林解析事業
分収林の再契約や効率的な森林管理を推進するため、市内の山林を航空レーザー計測により調査しました。
◇誂石(あつらいし)橋災害復旧事業
災害時の避難路や安全な道路交通を確保するため、東日本大震災で被災した誂石橋を復旧しました。
■健全化判断比率
すべての比率で、国の定める基準を下回り、財政状況は健全であるという結果となりました。
・実質赤字比率
一般会計などの赤字が経常的な収入に占める割合。
・連結実質赤字比率
すべての会計の赤字が経常的な収入に占める割合。
・実質公債費比率
地方債(国や銀行などから借りるお金)の返済額が経常的な収入に占める割合。
・将来負担比率
将来負担することになっている負債額が経常的な収入に占める割合。
問い合わせ先:市役所財政課財政係
【電話】内線323
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