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自治体の皆さまへ

謹賀新年

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岩手県陸前高田市

■希望あふれる未来に向けて
陸前高田市長 佐々木 拓

令和6年の年頭にあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
東日本大震災から13年を迎えようとしております。
震災で犠牲となられた方々に改めて哀悼の誠を捧げるとともに、ご遺族の皆様、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
これまで長きにわたり、復興に向けてご努力を重ねて来られました、すべての市民の皆様に深く感謝を申し上げます。
本年も、さらなる復興の取り組みに加え、復興の先を見据えながら、皆様の安全・安心な暮らしを守るとともに、賑わいの創出や地域産業の活性化など、希望あふれる未来に向けて、取り組みをさらに進めてまいります。
昨年は、6月4日に高田松原津波復興祈念公園を主会場に「第73回全国植樹祭」が開催されました。天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぐとともに、多くの方々をお迎えし、これまで震災復興にご支援いただいた皆様への感謝と、これまでの復興の状況を国内外に発信いたしました。昨年当市の観光入込客数は120万人以上にのぼり、震災後最大となりました。本年も観光振興、交流人口の拡大を推進してまいります。
今年度から学校給食費の無償化を実施し、加えて給付型奨学金制度を開始しましたが、今後とも子育て支援や未来を担う人材の育成に向けた取り組みをより充実してまいります。そして、高齢者や障がいのある方をはじめとする市民の皆様が、住み慣れた地域で安全・安心な日常生活を営むことができるよう、関係機関などの協力を得ながら、福祉の充実に努めてまいります。
また、長引く原油価格・物価高騰は、地域経済や私たちの暮らしに大きな影響を及ぼしております。今後におきましても、市内の経済状況などを見極めながら、市民の皆様に寄り添い、真に必要な対策を講じてまいる所存です。
産業分野では、昨年夏の高水温による海産物などへの影響が危惧されております。今後、国・県等とも連携しながら農林漁業者の皆様への支援に取り組んでまいります。また、森林資源の有効活用として、官民連携で森林クレジット創出に向けた取り組みを開始しました。本市の豊かな地域資源を最大限に活かし、第一次産業の振興に向けた取り組みをさらに進めてまいります。
姉妹都市である米国カリフォルニア州クレセントシティ市との交流が、昨年10周年を迎え、15人の訪問団の皆様が来訪し、12月には陸前高田市民有志による友好の会も設立されました。このような、これまで築いてきた海外の都市との関係をさらに発展させながら、国際交流の推進などにも取り組んでまいります。
結びに、本年も市政に対するご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、本年も皆様にとって、希望に満ちた幸多い年となりますよう、心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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