国指定天然記念物「華蔵寺の宝珠マツ」の再生事業を行っています
「華蔵寺の宝珠マツ」(小友町)は、数十個の球果(まつぼっくり)が宝珠のようにひとかたまりになる珍しい生態から、昭和10年に国指定天然記念物に指定されました。
当初の指定木は、経年による樹勢の衰退と松くい虫の影響により枯死してしまいましたが、貴重な樹木を後世に残すため、指定は解除せずにクローン苗木による再生事業を行っています。
現在、この苗木は2メートル以上の高さまで成長しており、文化庁や県教育委員会と協力して経過観察や薬剤散布を行いながら、成長を見守っています。
また、再生事業を継続して行えるよう、市の文化財保護事業補助金による補助も実施されています。
枯死した文化財が指定を継続しつつ再生事業を行うことは全国でも数例と大変珍しく、遠方からも見学者が訪れています。
問い合わせ先:市教育委員会管理課文化財係
【電話】内線556
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