保健だより(514)

15／24

■今日から実践!腸活で健康づくり
腸内環境は、病気のかかりやすさに影響をおよぼすといわれています。そこで今回は、近年注目されている「腸活」について紹介します。

◆腸活とは
腸内環境をより良い状態にするため、食事に気をつけたり、必要な運動をしたりする活動です。腸内細菌の量と種類が多い状態、具体的には善玉菌(20%)、悪玉菌(10%)、日和見(ひよりみ)菌(70%)のバランスが保たれている状態が理想とされています。
善玉菌：悪玉菌の増殖を防ぐ菌。ビフィズス菌、乳酸菌など。
悪玉菌：腸内の有害物質を増やす菌。ウェルシュ菌、ブドウ球菌など。
日和見菌：善玉菌が多い場合には無害だが、悪玉菌が多い場合は有害物質を生み出すようになる菌。

◆なぜ、腸活が必要なの?
悪玉菌が増えると、便秘や肌荒れの原因になったり、風邪にかかりやすくなるといわれており、さらに、脳や心の病にも影響があることが明らかになっています。また、加齢に伴い、善玉菌は減少し、悪玉菌は増加するといわれています。そのため、早期からの腸活が大切です。

◆腸活を実践しよう!
(1)食事で腸内を活性化!
・毎日3食バランス良く食べる善玉菌が多い食品を食べる
ヨーグルト、乳製品飲料、納豆などの発酵食品には善玉菌が多く存在します。
・善玉菌を育てる
善玉菌の好物(えさ)である食物繊維(野菜、果物、海藻など)やオリゴ糖をとると効果的です。

(2)適度な運動をする
運動習慣を加えることで、腸内細菌の活動が活発化することに繋がります。息がはずむ、筋力を使っていると感じる程度の中強度の運動(例：ウォーキング、階段上り、スクワット)が効果的です。
腸活は継続がポイントです。無理なく始められそうなものから実践してみてはいかがでしょうか。

問い合わせ：市役所保健課保健係
【電話】(内線233)