■[暮らしを守る]地域の安全を守るため 令和6年度陸前高田市秋季消防演習
11月10日(日)、市消防防災センターで秋季消防演習が開催されました。
消防関係機関が相互に連携協力し市民の生命、財産を守る意識を培うことや、広く市民に防災意識の高揚、普及を図ることを目的に毎年行われている本演習には、市消防団8分団から281人の消防団員が集結。
大坂司(おおさかつかさ)団長は「能登半島地震など、これまでにない大規模災害が多発している。二度と災害による犠牲者を出さないためにも、事故のないように演習や訓練に取り組んでほしい」と訓示しました。観閲では、規律正しい整列や敬礼を披露し、消防団員の皆さんは地域の安全を守る決意を新たにしました。
■[命を守る行動を]一人一人が自分の命を守るために 令和6年度陸前高田市津波避難等訓練
11月10日(日)、市内で津波避難等訓練が行われ、市民ら2,775人が参加しました。
宮城県沖を震源とするマグニチュード9.0、震度6弱の大地震が発生し、本県沿岸に大津波警報(巨大)が発表されたとの想定で行われた本訓練。午前11時から訓練放送が流れると、参加者は「避難が何より重要」という東日本大震災の教訓を胸に、声をかけ合いながら指定緊急避難場所などに避難しました。
また下矢作地区コミュニティセンターでは、避難所運営訓練も実施。市防災マイスターによる応急手当や災害時のトイレ利用に関する啓発活動、段ボールベッドの設置、消火訓練などが行われ、最後は炊き出し訓練として地元婦人部が作った豚汁などが参加者に提供されました。
消火器を使った消火訓練に参加した鈴木美羽(すずきみう)さん(高田高校2年)は「消火器はそれほど難しくなく使うことができそうだと思った。近隣には高齢の方も多いので、いざという時に一緒に避難できるよう普段から準備をしておきたい」と見据えました。
■[産業振興]横田の魅力に舌鼓 第18回横田あゆの里まつり
10月27日(日)、横田町の川の駅よこたを会場に、「第18回横田あゆの里まつり」が開催されました。
コロナ禍を経て5年ぶりの開催となり、当日は市内外から多くの人が訪れ、アユの塩焼きや郷土料理の「カニのふわふわ汁」、さらには無料で振る舞われたつきたての餅などに舌鼓を打っていました。また、野菜や果物の詰め放題、ジャンボのり巻きづくりなどの催しに会場は大いに盛り上がりをみせました。
大船渡市から訪れた佐藤詠太(さとうえいた)さん(小学2年)は、目の前で焼かれたアユを頬張りながら、笑顔でその美味しさを伝えてくれました
■[歴史を祝う]竹駒の絆を未来へつなぐ 竹駒小学校創立150周年記念事業
11月2日(土)、竹駒小学校の創立150周年記念事業が同校で開かれました。
体育館で行われた記念式典には、同校児童や保護者、学校関係者、来賓など100人余りが出席。在校生代表として壇上に立った松野心春(まつのみはる)児童会長は「感謝の気持ちと地域とのつながりを大事にし、これからも頑張る」と誓いの言葉を述べました。
第2部では、記念行事として150本ののり巻きづくりに挑戦。出席者は笑顔でのり巻きをつくりながら、150年の歩みに思いを寄せました。
■[地域内経済循環]持続可能なまちづくりに向け 地消地産シンポジウム「藻谷浩介(もたにこうすけ)さんと語る!陸前高田と住田の未来」
11月17日(日)、陸前高田青年会議所主催の地消地産シンポジウムが市コミュニティホールを会場に開催され、約60人が参加しました。
ベストセラー「里山資本主義」などの著書で知られ、本市の政策アドバイザーも務める藻谷浩介さんが、「地消地産」をテーマに講演。地方では、稼いでもそのお金が地域外に流出してしまっているという現状に触れ、地元で消費するものはできるだけ地元産のものを使うこと(=地消地産)を呼びかけるなど、地域内で経済を循環させていくことの重要性を伝えました。
講演後には陸前高田・住田の事業者とのパネルディスカッションも行われ、会場からも多くの質問が出るなど、持続可能なまちづくりへ向け関心を寄せていました。
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