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令和6年 陸前高田市二十歳のつどい

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岩手県陸前高田市

■二十歳の皆さんおめでとうございます
1月7日(日)、令和6年陸前高田市二十歳のつどいが奇跡の一本松ホールで開催されました。本年の対象者は震災当時小学1年生だった平成15年4月2日から16年4月1日までに生まれた190人。当日は振袖や羽織袴、スーツなどに身を包んだ150人(男70人、女80人)が出席し、級友らとの再会を喜び合いました。
式典で、佐々木市長は「自分だけでは解決できない難しい問題にぶつかったら、迷わず家族や友達などに相談することが大切。いつも皆さんのことを大切に思い、見守っている人達がいることを忘れないでほしい」と、激励しました。
式典に続き、二十歳のつどい実行委員会(伊東伸太郎(いとうしんたろう)委員長)が中心となり記念行事を実施。今後の抱負や中学校の思い出についてのインタビューが行われたほか、中学校時代の恩師が寄せたビデオメッセージが上映されるなど、これまでの歩みを振り返りながら、二十歳という一つの節目を迎えて新たな一歩を踏み出しました。

◇二十歳の誓い
・菅野凌亮(かんのりょうすけ)さん
(高田東中学校)
現在、私は生まれ育った陸前高田市を離れ、大学で社会福祉について日々勉強しています。高校在学時に精神疾患、相談支援について関心を持ち、自分も様々な悩みを抱えて困っている人たちの支えになりたいと思い、大学で社会福祉を学ぶことを決めました。これからは社会福祉士、精神保健福祉士の資格取得に向け勉強していきたいと考えています。
将来は大学で身につけた知識や技術をもとに、この陸前高田市で子どもからご年配の方まで幅広い年代の生活課題や福祉課題を解決に導いていけるソーシャルワーカーになりたいと思っています。
復興が進み、街や人に変化が生まれつつある今だからこそ、自分が学んでいることを活かして地元に貢献していきたいです。

・藤原未彩(ふじわらみさ)さん
(高田東中学校)
私達は小学校1年生の時に東日本大震災に見舞われ、取り巻く環境が激変し、高校生活では、新型コロナウイルス感染症の拡大により、修学旅行や文祭、高総体などの学校行事や友達との交流などが制限されました。
しかし、これまで悲しみや悔しさを積み重ねてきた分、人の命がかけがえのない大切なものであることを身を持って学び、たくましく乗り越えることができました。
現在、私は陸前高田市を離れ、短期大学で栄養士になるために勉強をしています。
学びを深めていく中、実習で訪れた小学校で、給食をおいしそうに食べる子ども達の姿を通して、健康や学校生活を支えられる栄養士になりたいという思いが生まれました。また、自身のキャリアアップのために、大学に編入し、管理栄養士の資格取得を目標としています。
これからも陸前高田市民として、誇りと自信を持ち、希望や夢に向かい、力強く歩んでいきます。

◇あなたの将来の夢を教えてください
※詳しくは本紙をご覧ください。

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