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[特集] 震災から13年 続く名古屋市との交流の軌跡(1)

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岩手県陸前高田市

平成23年3月11日に発生した東日本大震災から13年。これまで本市は、国内外の多くの方々からの温かい支援によって復興を進めてきました。
愛知県名古屋市では、震災からほどなくして、自治体が被災自治体を全面的に支援する全国初の取り組み「行政丸ごと支援」を開始し、現在に至るまで、本市への職員派遣などにより、震災からの復旧・復興への道を共に歩んできました。
「行政丸ごと支援」を契機として広がった両市の交流が末永く続くことを願い、平成26年には、本市にとって初となる「友好都市協定」を締結し、今日まで文化や芸術、観光、スポーツなど、様々な分野で市民相互の交流を深めています。
本特集では、東日本大震災を皮切りとした、これまでの両市の交流の歩みを紹介します。

■派遣総数は260人 思い描く両市の未来
・令和5年度 派遣職員防災局防災課
主事 五十川 涼一(いそがわりょういち)さん

これまで名古屋市から多くの職員が陸前高田市へ派遣されてきたなか、5年度は自分ひとりのみ。初めは不安もありましたが、陸前高田市の皆さんの優しさに迎えられ、市民の命や財産を守ることに繋がる業務に誇りをもってあたっています。
これまで、名古屋市から陸前高田市に対しては、「支援」という色が濃いように感じていましたが、今後は両市による「相互の交流」もさらに活発になって欲しいと思っています。派遣期間が終了して名古屋市に戻った際には、陸前高田市での経験を生かして、両市の交流がより一層発展するように情報を発信していきます。
職員派遣から始まった両市の繋がりが、形を変えて後世までずっと続いていくことを心から願っています。

・平成23年
3月11日 東日本大震災発災
3月23日 名古屋市職員が本市を初訪問
4月7日 名古屋市被災地支援本部会議にて本市への全面支援が決定
5月16日 市役所仮設庁舎1号棟が完成
6月22日 「陸前高田市の子ども達を名古屋市へ招待するプロジェクト」が始動
・平成24年
5月2日 本市と名古屋市の教育委員会による「絆協定」を締結
8月26日~28日 名古屋市の中学生が本市を初訪問
・平成25年
4月1日 名古屋市立大学看護学部に陸前高田市枠が設けられ、5年間で10人が入学
・平成26年
10月28日 本市と名古屋市による「友好都市協定」を締結
・平成27年
10月17日 両市のイベントで、郷土芸能の相互披露を開始
11月1日 市民美術展で、両市の作品の相互展示を開始
・平成28年
2月17日 市立博物館と名古屋市博物館が「友好館」として提携
・平成30年
4月24日 本市議会と名古屋市会による「友好交流協定」を締結
・令和2年度
3月23日 寄贈した奇跡の一本松の後継樹を東山動物園に植樹。名古屋市では、毎年3月23日を「絆の日」として制定
3月28日 文化交流で共同制作した踊り曲「いこまいたかたあばっせなごや」を名古屋城祭で初披露
・令和4年度
2月12日スポーツ分野での交流が開始。両市のサッカーチームが交流試合を実施
・令和5年度
11月3日 名古屋市博物館の大規模改修に伴い、ロダンの代表作「考える人」のブロンズ像が市立博物館へ貸し出し
11月5日 「消防・防災フェスタ2023」に名古屋市の大学生消防団が参加

※詳しくは本紙をご覧ください。

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