チェンジメーカースタディープログラム(CMSP)とは、市外の大学生が陸前高田のことを学び、地域の人たちと交流する中で、この地域だからこそできることを発見し実施するプログラムです。
CMSPは平成25年から開始され、ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響によりオンライン実施のみとなっていましたが、昨年度から本格的に活動を再開しました。これまで約1,000人の大学生が参加し、約300人が継続的に地域と関わる関係人口となり、その中から延数で約30人が陸前高田に移住をしています。
CMSPでは、地域の人が「よそ者」である都市部の大学生と交流するなかで、本市の人、景色、文化などの魅力を再発見し、当たり前に感じる日常の素晴らしさについて考え直すことができます。
昨年度は、矢作町生出地区の皆さんから「散歩中休憩する場所がない」という地域の声を伺い、休憩場所としてベンチを作成しました。建築学部に在籍している大学生が先頭に立ち、地域住民からいただいた木材を使用して作成し、憩いの場を創出しました。
地域の皆さんからは「孫がたくさんできたみたいで楽しい!」という声もいただいており、大学生のエネルギーが地域に広まり、笑顔と活力を生み出しています。
本年度は昨年度と同様、矢作町、横田町、小友町、広田町で実施します。
5月から10月にかけて、関東圏の学生のほか、北海道、岩手、宮城などの各地から約30人の学生が各地域を訪れ、また8月から9月の夏休み期間には新たに約60人の学生が訪問し、活動を行います。
次の日程により大学生が各地区を訪問しますので、声をかけて交流を楽しんでみてください。
問い合わせ先:特定非営利活動法人SET
【電話】0192-47-5747
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