■絆のハーモニー 名古屋フィルハーモニー交響楽団による木管五重奏コンサート
7月22日(月)、奇跡の一本松ホールを会場に、名古屋フィルハーモニー交響楽団による木管五重奏コンサートが開催されました。
参加した5人のプロ奏者は、自身が演奏する楽器の成り立ちや特徴紹介などのトークのほか、「はないちもんめ」や「ふるさと」、ジブリメドレーなど親しみのある曲を織り交ぜながら、木管楽器特有の軽やかな音色で会場を沸かせました。
この前後には、高田高校の生徒40人がプロの練習の風景を見て学ぶ音楽鑑賞授業や、気仙小学校でのコンサートも開催。23日(火)に行われた気仙小学校のコンサートでは、特別出演として児童が力強い気仙町けんか七夕太鼓で会場を盛り上げた後、楽しげな五重奏に聴き入り、最後にはプロの演奏で校歌を歌い上げました。同校の菅野杏(かんのあん)さん(6年生)は「5人の演奏に合わせて校歌を歌うなど、特別な時間になった。楽しい時間を過ごさせてもらい感謝したい」と話しました。
■交流続く 大学生から技術を学ぶ 立教バレーボール教室and野球教室
本市との交流が続く立教大学の学生によるバレーボール教室が7月28日(日)に、野球教室が8月10日(土)にそれぞれ開催されました。
バレーボール教室には気仙管内から小学生35人が参加。立教大生が考案したオリジナルの練習メニューなどで和気あいあいと練習を行い、交流を深めました。参加した金野柚希(こんのゆの)さん(米崎小6年)は「大学生のスパイクは迫力があってすごかった。とても良い経験になった」と充実の表情を見せました。
中学生を対象とした野球教室には高田第一中学校、高田東中学校から計36人が参加。ポジションごとの守備練習などで指導を受けたほか、立教大生が披露したハイレベルなバッティングやシートノックには何度も歓声が上がっていました。佐藤瑞記(さとうみずき)さん(高田第一中2年)は「捕球の仕方や投げる時の体勢を教えてもらった。大会で生かせるようがんばりたい」と目を輝かせました。
▽立教大学体育会野球部 3年 吉野蓮(よしのれん)さん
陸前高田の子は、「うまくなりたい」という気持ちや意欲が高くて素晴らしい。これから順風満帆にいかないこともあると思うが、乗り越えるための努力を一生懸命がんばってほしい。
■友情強く 待ちに待った友との再会 陸前高田市令和3年成人のつどい
コロナ禍で対面開催を見合わせた令和3年成人式の代替行事「陸前高田市令和3年成人のつどい」が、8月11日(日)、奇跡の一本松ホールで開かれました。
参加したのは、その多くが3年前に成人の晴れ姿を見せることが叶わなかった、平成12年度生まれの世代76人。凛々しい姿で式典に出席しながらも、友人との久しぶりの再会には笑顔がはじけ、旧友との友情や絆を確かめ合いました。
式典では、市内で甘酒専門店を経営する小西莉絵(こにしりえ)さんが「起業と地元への思い」と題し講演。地元への愛着を持って取り組んできたこれまでの経緯を振り返りながら、「何をしたら良いか分からずモヤモヤした気持ちは変わりたい証拠」「20代は目の前のことにがむしゃらにチャレンジすることができる年代」とエールを贈りました。
広田町出身の齊藤美貴子(さいとうみきこ)さんは「友人と久しぶりに会うことができてうれしい。今は市外で教師をしているが、地元への思いはずっとあり、震災を経験した方を講師とした子どもたちへの防災学習の企画などに取り組んでいる。高田とのつながりをこれからも持ち続けたい」と話し、ふるさとへ思いを寄せていました。
■魅力再発見 陸前高田のこれからのために TAKATA DREAM FESTIVAL
8月17日(土)、陸前高田青年会議所主催の「TAKATADREAMFESTIVAL」がワタミオーガニックランド野外音楽堂で開催されました。
太鼓や舞踊といった郷土芸能のステージイベント、グリーンスローモビリティ「モビタ」の試乗体験など、本市の魅力を再発見できる様々な企画が催された本イベント。参加した市民らは、目を輝かせながらユニークなアトラクションに挑戦し、地元への愛着を深めていました。
大船渡市から来場し、ドローンの操縦体験などでイベントを楽しんだ鈴木睦己(すずきむつき)さん(小学4年)は「すごく楽しかった。(ドローンを)もっと遠くまで飛ばしてみたい」と満面の笑顔で話しました。
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