陸前高田グローバルキャンパス通信 VOL.35

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[岩手大学・立教大学共同運営　交流活動拠点]

■陸前高田グローバルキャンパスは新たなステージへ
陸前高田市・岩手大学・立教大学の三者の連携交流拠点として平成29年に立ち上げた、「陸前高田グローバルキャンパス」の開設から8年が経ちます。全国からの大学生や研究者はもちろん、市民の皆さんも利用できる施設として定着し、マッサージチェアがあって勉強したり寛げるラウンジ、話し合いができるワークショップルーム、元音楽室のモンティホールなどを利用して、学生団体、研究会、市民団体の活動などが行われてきました。さらには、震災前の高田町・気仙町を再現した市街地模型の常設展示、避難所体験プログラムも展開してきました。
旧高田東中学校を活用して親しまれてきたこの施設ですが、本年3月に市へお返しすることになりました。

◆岩手大学・立教大学の合同授業がスタート
『グローバルキャンパス』という名称と目に見える活動拠点はなくなりますが、大学らしい新たなステージへと踏み出すことになりました。両大学共に、陸前高田でのフィールドワークを正課授業とし、参加学生が単位として取得できる仕組みとして行うことになったのです。2つの大学、それも国立大と私立大、そして距離的にも遠く離れた両大学が、同じまちをフィールドとして授業を合同で行うことは、全国でも非常に珍しい取り組みです。
これまでの7年間のグローバルキャンパスの共同運営により築かれてきた関係によって、大学らしいプログラムが生まれることになりました。
これからは、市社会福祉協議会が進める地域住民主体の地域づくりに貢献する形で、両大学の学生たちが市内で活動を行います。本年度はプレプログラムとして、両大学の担当教員4人が双方の大学から参加した20人の学生と共に小友町を訪ね、ヒアリングを通して温かな交流の時間を持つことができました。来年度から正課授業として4泊5日にわたりフィールドワークを行う予定で、既に準備が始まっています。
正課授業となったことで、今後も長く両大学と陸前高田の交流が継続できることになりました。
今後もどうぞよろしくお願いします。

◆「陸前高田イタルトコロ研究会」を実施します!
3月15日(土)・16日(日)に「陸前高田イタルトコロ研究会」を実施します。陸前高田を対象とした様々な研究の内容を共有しながら語り合いましょう。飛び入り参加も歓迎です!

詳しくは公式ホームページをご覧ください

問い合わせ先：陸前高田グローバルキャンパス事務室
【電話】0192-47-3901