■よく噛むことで健康に
よく噛むことは、子どもから高齢者まで、誰でも簡単にでき、健康になれる取り組みです。
普段、何気なく食べている食事も、噛むことを意識することで様々な効用が得られます。弥生時代の卑弥呼の食事は、噛む回数が現代の食事の6倍だったと言われています。日本咀嚼学会では、噛むことの大切さを伝える「ひみこの歯がいーぜ」という標語を紹介しています。
◆噛むことの8大効果「ひみこの歯がいーぜ」
(1)「ひ」肥満予防
よく噛んで食べると満腹中枢が働いて食べ過ぎを防げます。
(2)「み」味覚の発達
よく噛んで味わうことにより食べ物の味がよく分かります。
(3)「こ」言葉の発音がはっきり
口のまわりの筋肉を使うことによって、表情が豊かになり、口をしっかり開けて話すときれいな発音ができます。
(4)「の」脳の発達
脳細胞の働きを活発にします。認知症の予防に役立ちます。
(5)「は」歯の病気を防ぐ
唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、むし歯や歯周病を防ぎます。
(6)「が」ガンの予防
唾液中の酵素には発ガン物質作用を消す働きがあります。
(7)「いー」胃腸の働きを促進
消化酵素がたくさん出て消化を助けます。
(8)「ぜ」全身の体力向上と全力投球
力を入れて噛みしめたいとき、歯を食いしばることで力が湧き出ます。
◆一口30回以上噛むことを目標に!
まずは、今よりプラス10回多く噛むことから始めてみましょう。
◆噛みごたえのある食材をプラスして噛む回数を増やす
(1)白米に、麦や雑穀などを混ぜて炊く
(2)大豆などの豆を使う
(3)芋を使う
(4)海藻、キノコを使う
(5)乾物を使う
(6)根菜や緑黄食野菜を使う
(7)味噌汁を具だくさんにする
問い合わせ先:市役所保健課保健係
【電話】(内線231)
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