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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ

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福岡県那珂川市

●那珂川市長 武末茂喜
年頭にあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。皆さまには日ごろより市政にご理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが昨年の5月に季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」へと移行され、4年ぶりに制限をかけずに開催されるイベントや会議などが増えてきました。これもひとえに、長期間にわたり感染拡大防止対策にご協力いただきました市民の皆さまのおかげであり、心から感謝を申し上げます。
体験型英語学習推進事業では、積極的に外国語によるコミュニケーションがとれるよう、英語を用いた体験活動を実施しています。特に中学生を対象とした「イングリッシュイベント」は、様々な国のALT(外国語指導助手)と対話をするため、実際に海外でやり取りされている表現を学び、英語によるコミュニケーション能力を高め、学習意欲の向上につながっています。昨年から市内の全ての小中学校で実施しています。
ミリカローデン那珂川では改修工事が進められており、昨年の6月にはエントランスホールに「ミリカフェ」がオープンし、ミリカローデン那珂川を訪れるたくさんの人たちにご利用いただいています。また、今年の6月には図書館がリニューアルオープン予定です。新しく生まれ変わる図書館が楽しみです。そしてリニューアルの最終段階として、今年の4月に生涯学習センターの工事にも着手します。令和6年度中の改修工事完了に向けて、着実に工事を進めてまいります。
道善・恵子地区の土地区画整理事業については、土地区画整理組合により造成などの工事が着々と行われ、昨年の11月には、地区内に西鉄バス那珂川営業所の新営業所が供用開始されました。また、公共交通機能の強化を図るための交通広場と、国道と県道を結ぶ幅員(ふくいん)16メートルの幹線道路整備は、令和6年度末の完成を予定しており、その支援を引き続き行ってまいります。
総合運動公園整備事業については、事業用地内の文化財調査が昨年、完了しました。引き続き、官民連携事業の一つであるPFI方式での整備の検討を進め、「スポーツ」、「防災・減災」、「憩い」、「交流」の4つの柱をもとにした、新たな拠点作りを確実に進めてまいります。
2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ那珂川」宣言に伴い、昨年は省エネ家電製品買換え促進補助事業を実施し、市内で排出される二酸化炭素の削減を進めました。また昨年から引き続き、公用車を環境に配慮したEV車などに順次更新し、循環型のまちづくりに努めてまいります。
今年も「市民の皆さまの目線で、心の通う政策」を基本的スタンスとして、様々な課題に真摯に向き合い、「進化」する那珂川市のまちづくりに全力で取り組んでまいります。市民の皆さまをはじめ、市内各種団体や企業などのご支援とご協力をお願い申し上げます。
結びに、那珂川市の限りない繁栄と、市民の皆さまにとって素晴らしい一年となりますことを心から祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

●那珂川市議会議長 髙原隆則
新年おめでとうございます。
那珂川市議会を代表して謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
日ごろから本市議会に対しご理解とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。
さて、昨年は、世界中で猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症が5類感染症に引き下げられたことから、コロナ禍で中止していた市内の各種行事などが開催されるようになり、私たちの生活もようやく日常を取り戻しつつあります。
その一方で、ウクライナ危機により物流が滞り、世界的なエネルギー価格の高騰、物価高騰などが依然として私たちの生活に影響を及ぼしています。また、イスラエルとハマスの戦闘をはじめ、世界各地で多くの尊い人命が奪われる紛争が絶えません。人類の安全と幸福のため、戦争や地域紛争のない恒久平和の実現を強く求めるものであります。
さて、昨年10月には「中部十一市議会議長会 正副議長・事務局長研修会」を本市議会の主催で開催し、福岡県中部10市議会から参加を賜り、熊本県人吉市議会、宇土市議会にて視察を行いました。宇土市は、平成28年熊本地震により庁舎が倒壊しました。人吉市は、令和2年7月豪雨により甚大な被害を受け、未だに避難生活をされている世帯があります。視察先では災害発生時における議会の対応をテーマとして、それぞれの自治体で発生した豪雨災害、地震災害の状況、議会の対応、災害の教訓について学び、参加した市議会で共通認識を図ったところです。
また、同月「第134回福岡県南市議会議長会」を本市議会の主催により開催し、福岡県南地区20市議会から参加を賜りました。議案は「農業の振興について」でありまして、「有害鳥獣対策」について、農作物への被害を防ぐ施策などの提案がなされました。また、本市で発生しているサルの人的被害をこれ以上拡大させてはならないと、決意を新たにした次第です。
11月6日、15日には、那珂川中学校からの要請を受け、福岡県重点課題研究指定・委嘱事業に係る3年生の公民の授業に参加いたしました。生徒がICTツールを駆使し、若者の政治の関心を高める取り組みなど、日ごろの学習の成果を一生懸命に資料にまとめ、提案してくれました。我々もその思いに応えるべく、真剣に意見交換をさせていただきました。これを契機として、若者の政治への関心が高まることを期待すると共に、主権者教育の必要性を強く認識したところであります。
さて、環境省では、令和6年度から予算を倍増させ、各自治体において、脱炭素化の実現に向けた施策が展開されます。令和6年はエネルギー対策事業の転換期を迎えます。本市の施策が官民連携によって早期に本格始動されるよう、本市議会においても、国・県・市の動向を注視しながら政策提言を行ってまいります。
結びに、本市議会に対し、市民の皆さまの一層のご理解とご協力を切にお願い申し上げますとともに、本年が皆さまにとりまして、健やかで実り多い素晴らしい一年となりますよう心から念じ申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

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