下水道は、トイレの水洗化など快適な生活環境の確保や、湖・河川などの水質保全を目的とした施設です。この下水道を将来も安心して使用してもらうため、下水道使用料を改定します。
皆さまにはご負担をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
■1.出雲市下水道事業の現状と将来見通し
◆収入面
◇人口減少等により、下水道使用料の増収は見込めない状況です。
下水道使用料(消費税抜き)
・令和3年度決算…20億5,800万円
・令和4年度決算…20億5,500万円
◇建設費を平準化して返済するために借入できる企業債が、急激に減少していく見込みです。
◆支出面
◇施設の老朽化により、修繕費が増加する見込みです。
下水道施設の概要
・処理場…53か所
・ポンプ場、マンホールポンプ…681か所
・下水道管路延長…約1,200km
※供用開始20年以上の施設の割合は、各施設で60~70%です。
◆将来見通し
現在の使用料水準では、運転資金となる内部留保資金が、令和10年度に枯渇する見込みです。
〔内部留保資金残高〕令和10年度末見込額 ▲2,700万円
■2.使用料改定の必要性
人口減少や節水型機器の普及による汚水量の減少に伴い、使用料の増収は期待できない状況です。
一方、老朽化した施設が改築・更新時期を迎える中、支出は増加し、近い将来資金不足が生じる見通しのため、使用料を改定し、施設の適切な維持管理と経営の安定化、そして次世代を含めた負担の公平性を図ります。
■3.下水道使用料の改定内容について
◇改定時期
令和6年4月1日
令和7年4月1日
各年の4月1日より前から継続して使用されている方は、6月以降の検針分から「改定後の使用料」となります。
◇改定率
18%
使用されている方の急激な負担増とならないよう、令和6年度から2か年で、段階的に改定します。
1年目(令和6年4月1日)の改定率…8%
2年目(令和7年4月1日)の改定率…10%(現行から18%)
合計…18%
《従量制》
(例)2か月で40立法メートルの汚水を流した場合の使用料(消費税込み)
〔現行〕6,704円⇒〔令和6年4月1日(8%)〕7,210円⇒〔令和7年4月1日(18%)〕7,880円
《人数制》
(例)世帯区分が2人世帯の2か月の使用料(消費税込み)
〔現行〕6,326円⇒〔令和6年4月1日(8%)〕6,820円〔令和7年4月1日(18%)〕7,458円
※人数制…井戸水等を使用し、量水器で計測しない場合
■4.下水道使用料改定の説明会について
下記の日程で下水道使用料改定の説明会を行います。時間はいずれも19時から1時間程度を予定しています。
ご都合の良い会場へお越しください。
※全ての説明会終了後、説明資料を上下水道局ホームページに掲載します。
問合せ:上下水道局下水道管理課
【電話】21-2226
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