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自治体の皆さまへ

令和5年度(2023)市長施政方針(1)

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島根県出雲市

出雲力で新時代をリードする元気な地方都市をめざして

■所信
昨年9月には、令和4年度から8年間の本市のまちづくりの道しるべとなる、出雲市総合振興計画「出雲新話2030」を策定しました。本市の最上位計画である本計画を基に、着実に各種施策に取り組み、将来像「出雲力で 夢☆未来へつなげ 誰もが笑顔になれるまち」の実現に向けて邁進してまいります。
市政運営を行うにあたっては、議会そして市民の皆さまとの対話が欠かせません。あわせて、民間事業者や団体の皆さまとの連携も重要です。さまざまな方との共創のもと、「出雲新話2030」の基本理念である「誰もが」「どこでも」「いつまでも」、すなわち、みんなが活躍する、地域の魅力を生かした、持続可能なまちづくりに取り組んでまいります。
国は、本年5月から、新型コロナウイルス感染症をインフルエンザと同様の5類感染症に移行する方針を示し、新たな局面に入ります。また、昨年からのロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮情勢など、激動の国際情勢により、かつてない安全保障環境の転換期を迎えています。そして、エネルギー・食料等の物価高や人口減少・少子高齢化、地球温暖化をはじめとする地球規模での環境問題など、時代は目まぐるしく変化しています。
このような国内外の動向に的確かつ迅速に対応し、誰もが笑顔で暮らせる豊かな未来を築いていくとともに、更に「選ばれるまち」をめざしてまいります。また、「出雲新話2030」において、目標としている人口17万人をキープし、地域経済の発展の礎となる「市内総生産」を引き上げ、市民の皆さまの暮らしの満足度を高める、「経済と暮らしの好循環」を生み出し、「出雲力で新時代をリードする元気な地方都市」を創造してまいります。

■市政運営のポイント
◇1.社会経済活動の再生と、更なるステップアップに向けた取組
・新型コロナウイルス感染拡大により疲弊した地域経済の再生と、物価高騰などの急激な社会環境の変化に対応した市内中小・小規模企業の多様かつ持続的な経済活動を支援
・令和7年度に開催される大阪・関西万博を見据えた今後3年間の新たな観光戦略「~出雲力で地域と人が輝く~持続可能な観光地域づくり」の実現にチャレンジし、インバウンドを含む交流人口・関係人口を拡大

◇2.安全・安心なまちづくり
・災害情報管理システムの運用を開始するとともに、災害時専用ホームページの開設による迅速な情報発信
・国・県と連携した流域治水対策に取り組み、ハード・ソフト両面の防災・減災対策

◇3.人口減少対策と中山間地域振興
・出会い・結婚、妊娠・出産、子育て・教育の各ライフステージに対する総合的な支援として、子育て環境を整えることに重点的に取り組み、「子育てするなら出雲で」と思ってもらえる施策を展開
・夢をもち未来を切り拓く、しなやかでたくましい人の育成をめざした義務教育の充実
・中山間地域における地域おこし協力隊員の増員や、新規漁業者への生活支援などを行い、地域を支える人材確保策の強化にあわせ、安心して住み続けたいと思える環境・地域をつくるための施策を展開

◇4.民間企業等と連携し、本市の活力を高める取組
・ITやAI等先進技術の活用や、産学官金連携など先駆的・意欲的に活動を行う民間企業等と連携
・パルメイト出雲にIT企業スタートアップ支援施設を整備し、この拠点を中心とした企業誘致や人材確保・育成を進め、人が企業を、企業が人を呼び込む好循環を生み出す、DX先進エリア「Tech Hub Izumo」をめざす

◇5.デジタルファーストの推進
・誰もがデジタル技術を容易に活用できる環境整備
・文化・スポーツ施設等の利用予約システムや、マイナンバーカードを活用して申請書等への記載を簡略化できるなど「書かない窓口」の、実現に向けた検討

◇6.脱炭素社会、環境保全への取組
・「ゼロカーボンシティ出雲」の実現に向けた再生可能エネルギーの促進と、豊かな自然環境を次世代につなぐ施策を推進
・トキの放鳥候補地「トキの野生復帰を目指す里地」選定を受け、トキをシンボルとしたまちづくりを強力に推進するため、農業、産業、観光、環境など総合的な取組が展開できる体制を整備

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