CKD(慢性腎臓病)とは、たんぱく尿と腎臓の機能の低下など、腎臓の異常が続いている状態をいいます。初期には自覚症状がほとんどなく、放ったままにしておくと腎臓の働きがさらに低下し、人工透析や腎移植を受けなければ生きられなくなることもあります。腎臓は一度悪化すると自然に治ることはありません。定期的に健診や検査を受け、なるべく早く気付くことが大切です。
■健診結果が下記にあてはまる方は…必ず再検査を受けましょう!
◇血液検査
腎機能eGFR(※)45未満
※eGFR…年齢・性別・血清クレアチニン値より計算され、腎臓の状態を示します。
◇尿検査
尿たんぱくが(1+)以上または2年連続(±)
出雲市国民健康保険の特定健康診査を受け、再検査が必要な方には市から通知をお送りします。
■高血圧予防も大切です!
血圧が高い状態が続くと腎臓に負担がかかります。家庭でも測定し、130/85mmHg以上が続く場合はかかりつけ医に相談しましょう。
■腎臓を守るためのポイント
(1)塩分は控えめに
1日の塩分摂取目安量は男性7.5g/女性6.5g未満(日本人の食事摂取基準2020年版)
~減塩の工夫~
・調味料の使用を控えて薄味に
・漬物や梅干しなど高塩分の食品摂取は少なめに
・ラーメンなど麺類の汁は残す など
(2)バランスの良い食事
1日3食
主食・主菜・副菜が揃ったバランスの良い食事を心がけましょう。
(3)適度な運動を定期的に行う
(4)禁煙をする
(5)水分摂取をする
(6)お酒は控えめに
(7)ストレスをためない
申込み・問合せ:健康増進課
【電話】21-6979
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