本市では、小学校は平成29年度、中学校は平成30年度頃から不登校児童生徒数が急増しており、市立小・中学校への不登校相談員の配置や、教育支援センターの運営、不登校対策指導員の配置など不登校対策に取り組んでいます。
本市における新たな不登校対策の方向性を示す「出雲市不登校対策指針」を策定することにより、学校・保護者・地域の理解や連携をすすめ、すべての児童生徒を大切にする教育をより一層推進します。
「出雲市不登校対策指針」は市のホームページで公開しています。詳しくは本紙2ページの二次元コードからご覧ください。
■不登校対策5つの柱
《基本的な考え方》
不登校の未然防止に努めるとともに、不登校になったとしても、学校だけではなく多様な学びの場を確保し、個々の学びを保障します。
◇未然防止の取組
・居場所づくり・絆づくり
・わかる授業づくり
・保幼小の連携の推進
・生活習慣づくり
◇不登校傾向の子どもへの支援
・校内支援ルーム(仮称)の設置
・ICT機器を活用した支援
・SC(注1)・SSW(注2)の活用拡大
◇ひきこもり傾向の子どもへの支援
・アウトリーチ型の支援(注4)
・相談及び学習の機会の確保
・多様な居場所や他者と関わる機会の周知
◇保護者への支援
・保護者同士がつながる場づくり
・定期相談会の実施
・相談窓口の情報提供
◇不登校の子どもへの支援
・教育支援センター(注3)での支援
・学びの場の確保
・学校の組織対応支援
注1…スクールカウンセラー。心理の専門家で、子どもや保護者に対する相談、心のケアなどを行います。
注2…スクールソーシャルワーカー。福祉の専門家で、保護者の相談・支援を行い、関係機関との連携・調整なども行います。
注3…将来の社会的自立や自発的な学校復帰ができるように支援する施設です。出雲市では、すずらん教室、光人塾、コスモス教室の3か所で運営しています。
注4…訪問型の支援です。不登校対策指導員がチームを組んで家庭を訪問し、自宅外の活動を促します。
教育支援センターについて詳しくは本紙2ページの二次元コードから
問合せ:児童生徒支援課
【電話】21-6204
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