今年も、いろいろなことがありました
■7月大雨による被害と対応
7月9日の大雨により、市内各所で土砂崩れや浸水など大きな被害が発生し、特に日御碕地区では、県道大社日御碕線の道路崩落により、車両の通行が困難になりました。
このため、市では早期の孤立解消に向けて、医療体制の確保、救援物資の輸送、住民や観光客の移動手段、通学手段の確保など、さまざまな課題に対応するため、国・県・民間団体等と連携して取り組みました。
■道路の復旧対応と観光応援
その後、緊急用仮設通路が整備され、8月11日から日御碕地区住民等の指定車両に限定した通行が可能となり、9月7日からは、大型車両を除く一般車両が通行可能な仮設迂回道路が整備されました。
一般車両の通行再開を受け、11月1日からは島根県が「出雲日御碕観光応援キャンペーン」を実施し、日御碕地区にある指定の宿泊施設にお得に泊まれる特典や、指定の飲食店や土産品店などで使えるお得なクーポン券の販売が始まりました。
道路の本復旧に向けて、島根県とともに全力で取り組みます。
■能登半島地震の発生と対応
1月1日、石川県能登地方を震源として発生したマグニチュード7.6、最大震度7の地震「令和6年能登半島地震」では、多くの尊い命が失われました。
市では、備蓄物資やボランティアセンターで受け付けた市民や企業からの支援物資を提供するとともに、2月から6月までの期間で18名の職員を被災市町に派遣し、住家の被害認定調査、応急給水活動と水道管の応急復旧活動、被災者の健康相談、災害廃棄物処理支援などの支援活動に従事しました。
■トキによるまちづくり構想 アクションプラン2025策定
2月、トキをシンボルとした環境にやさしいまちづくりを着実に進めていくため、トキの放鳥・野生復帰に向けた行動計画となる「アクションプラン2025」を策定しました。
このアクションプランに基づき、令和9年度(2027)のトキの放鳥をめざし、機運醸成、餌場環境の整備などに取り組みます。
■出雲弥生の森博物館 来館者50万人達成
4月20日、開館14年を迎えた出雲弥生の森博物館が来館者50万人を達成しました。
当博物館は、弥生時代の「西谷墳墓群」のガイダンス施設であり、市内の主要な出土品も展示しています。
3月には、上塩冶築山古墳の大刀が、全国初の朱塗りの「赤鞘」であることが判明しました。これからも遺物等の調査研究に努め、出雲の歴史と魅力を発信していきます。
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