子どもたちが明るく元気に育つのを見ると、未来に希望を感じます。
毎日を心豊かに過ごし、子どもも大人も「えがおになあれ」…そんな願いを込めて、このコーナーを設けました。
(出雲市要保護児童対策地域協議会)
■島根県立中央病院の取組~産後ケア
妊娠・出産という大きなイベントを終えると、お母さんは自身の身体と心の回復を図りながら、育児へ向かうことになります。生まれて間もない赤ちゃんには、3~4時間ごとに授乳が必要で、お母さんは慢性的な寝不足になります。授乳を終えても、なかなか寝てくれない赤ちゃんをあやしたり、おむつを替えたりと、慌ただしい毎日を過ごします。
近年は核家族化が進み、産後の支援を十分に受けられない家庭も増えています。その結果、お母さんは慣れない育児に奮闘し、身体的にも精神的にも疲れ切ってしまうことが多くなっています。母子が安定して心安らかな生活を送ることができるように、島根県立中央病院では2022年から出雲市の産後ケア事業を受託し、宿泊型と日帰り型の産後ケア(※)を行っています。産後ケアを利用された方の多くは、休息を目的に利用されており、利用後のアンケートでは「ゆっくり休めて、また育児を頑張れそうです。」という意見をいただいています。
現代の家族背景を踏まえると、産後ケアの需要は高まると予測されます。産後ケアという取組を皆さんに知っていただき、お母さんが身体と心を癒しながら、楽しく育児を行えるようお手伝いできればと思っています。
(執筆…島根県立中央病院)
問合せ:子ども政策課
【電話】21-6604【FAX】21-6413
【E-mail】soudan@city.izumo.shimane.jp
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