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自治体の皆さまへ

令和7年 市長年頭あいさつ

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島根県出雲市

新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、令和7年の新春を健やかにお迎えのことと存じます。
昨年を振り返ってみますと、元日に能登半島地震が発生し、甚大な被害をもたらす年明けとなりました。
そうした中、本市においても7月の大雨により、各地で被害が発生し、日御碕地区では、県道崩落により車両での通行が困難になるなど、あらためて、半島防災を含め、災害の対応力を強化していく必要を認識したところです。
日御碕地区の災害については、引き続き、日御碕地区住民の安全・安心な生活の確保、観光の支援に取り組んでまいります。
一方で、昨年の明るい話題として、大社高校野球部が、32年ぶり・9回目の夏の甲子園に出場、見事ベスト8を果たし、また、インターハイでは、出雲高校弓道女子団体や、出雲農林高校カヌー男子カナディアンフォア500m、出雲北陵高校卓球男子シングルスにおいて、それぞれ全国優勝し、多くの人々に夢と大きな感動をもたらしてくれました。
さらに、パリ・パラリンピックでは、車いすテニス男子ダブルスで、三木拓也選手が銀メダルを獲得しました。
さて、今年は、山陰道の出雲・湖陵道路、湖陵・多伎道路が3月2日に開通する予定です。これにより、県東部が全線開通し、観光や物流などの地域経済の活性化に大きな効果が期待されております。現在進めている出雲斐川インター企業団地の造成事業は、令和7年度末に完成することとなっており、製造業、ソフト産業を中心に企業を誘致し、学生の地元就職やUIターンの促進につなげていきたいと考えています。
また、湖陵地域にも新たな工業団地を整備する方針を固めたところです。
観光においては、本市の周遊滞在型観光の強化、住んでよし・訪れてよしの観光まちづくりに向け、今年度末には、今後の出雲市の観光地経営の取組指針となる出雲市観光基本計画を策定し、地域と一体となった観光振興に取り組んでまいります。
また、地域内経済の活性化と好循環、行政ポイント付与による行政施策の推進などをねらいとし、本年2月にデジタル地域通貨「いずも縁結びPAY」の運用開始を予定しています。
4月には、国富小学校、西田小学校、鰐淵小学校、北浜小学校の4校を統合し、新しく旅伏(たぶし)小学校が開校します。
また、須佐小学校と窪田小学校を統合し、新たな須佐小学校がスタートしますが、引き続き、佐田中学校を含めた小中一貫教育の導入など魅力ある学校づくりを検討していきます。
本市は、3月22日に合併20年の節目を迎えます。引き続き、2030年人口17万人台キープ、官民が連携した地域課題の解決、子育て・教育環境の充実、中山間地域振興や脱炭素社会の実現、デジタル化への対応など、総合振興計画「出雲新話2030」に掲げた各事業を着実に進め、「出雲力で夢☆未来へつなげ 誰もが笑顔になれるまち」の実現に向け果敢に挑戦してまいります。
結びに、新しいこの一年が、皆さまにとりまして健やかで、実りの多い年でありますよう、心からお祈り申しあげ、新年のごあいさつとさせていただきます。

出雲市長 飯塚俊之

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