地域で安心して気持ちよく暮らしていくためには、子どもや高齢者の見守り、ごみ集積場の維持管理、清掃活動、広報物の回覧、防災活動や親睦行事など、自治会の活動が必要不可欠です。
一方で、自治会加入率の低下や、高齢化による担い手不足など地域活動のつながりの希薄化への危機感が高まっています。
出雲市では、昨年度から自治協会とコミュニティセンターの業務の負担軽減に取り組んでいるところですが、各自治協会・自治会においても時代やライフスタイルに合わせた活動にしていく必要があります。
今後の自治会運営について考えてみましょう。
■活動内容の見直しについて
住民の価値観・ニーズ・ライフスタイルは時代とともに変化していくため、自治会運営も時代の変化に応じたやり方が求められています。
◇デジタル化の推進
自治会内の連絡等は、LINEやメール等により速やかな情報共有・情報発信ができます。
◇事業の整理(統合・廃止)
参加者が少なくなったり、固定化したりしている活動や、地域の実情に合わなくなった活動は、優先順位をつけるなど、みんなで話し合って見直すことも必要です。
◇班や組の再編
班や組を構成する世帯数が少ないと役が頻繁に回ってきます。再編をして負担を減らし、所属する班や組で差が出ないようにしましょう。
出雲市では、令和3年度から「自治会支援アドバイザー事業」を実施し、モデル地区において専門家のアドバイスを受けながら、組織体制や活動内容の見直しに取り組んでいます。
この他にも、各地区での取組の参考になるよう、市内における自治会に関する取組の事例集を作成しています。
これらについては、いずれも市のホームページで確認することができますので、ぜひ参考にしてください。
■出雲市自治会等応援条例について
出雲市では、平成27年に「出雲市自治会等応援条例」を制定しており、間もなく10年の節目を迎えます。
地域住民、自治会等、事業者、住宅関連事業者、議会及び市がそれぞれの役割を認識し、条例の目的である「交流と支え合いで絆を育み、そして感動と笑顔が生まれる豊かな地域コミュニティ」の実現をめざしましょう。
問合せ:自治振興課
【電話】21-6619
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