■出雲市同和教育研究指定事業の取組
市では、市内の地区同和教育推進協議会を2年間指定し、当該地区内の保育園(所)、幼稚園、小・中学校、コミュニティセンター等と連携を図りながら、「真に明るく住みよい民主的な社会の創造」をめざした地域ぐるみの同和教育を推進しています。
令和5年度・6年度に指定事業に取り組まれた「四絡地区」と「直江地区」の取組を紹介します。
◆四絡地区
活動テーマ:住んでみたい四絡 住んでよかった四絡~認めあい支えあう やさしさあふれるまちづくり~
四絡地区同和教育研究指定事業推進委員会が主体となり、地域、各種団体、保育園・幼稚園・小中学校、コミュニティセンターが連携して研究実践に取り組みました。活動の中心である研修会は、地域や学校、サークル等を合わせて60回以上実施し、参加者は2,000人を超えました。
また、推進委員会が発行する広報紙「ぬくもり」や、コミュニティセンターだより「広報よつがね」、ホームページ、各園・学校のお便り等を通して取組内容を広く地域住民の方にお伝えし、人権・同和教育について考えていただく機会としました。
今回の指定事業をきっかけに、これからも差別や偏見のない、人権が尊重されるやさしさあふれる四絡地区をめざしていきたいと思います。
・活動シンボル…よつばのクローバーハッピーちゃん
・地域研修
・多文化共生ひろば
・同和教育研究指定事業発表会
・石見銀山視察研修
◆直江地区
活動テーマ:なかよく おもいやり えがお あふれる なおえをめざして~お互いを認め合う共生のまちづくり~
直江地区同和教育研究指定事業推進委員会を中心に、地区内の教育・保育機関と直江コミュニティセンター・地域諸団体と連携を図りながら、“気づき”をキーワードに活動してきました。そして、住民意識調査による人権意識の振り返り、DVD視聴を中心とした自治会や地域団体などの住民研修、広報誌アルモニアによる啓発活動などにより、住民の皆さんが人権問題を正しく理解し、偏見や差別を自分の事として考える取組を進めてきました。
これまでの成果は広げていき、課題については改善策を考えながら、人権を尊重するまちづくりを着実に進めていきたいと思います。
・活動シンボル…ツツジの花をモチーフにした人権シンボルキャラクター「つーちゃん」(人権問題の小さな「気づき」を大切に育てていこうという姿勢を表しています。)
・自治会研修・地域団体研修
・幼稚園保護者座談会
・同和教育研究指定事業発表会
・先進地視察研修
令和6・7年度に同和教育研究指定事業を受けている大津地区と朝山地区でも、現在さまざまな取組が行われています。指定2年目となる来年度は、取組の成果などを紹介する発表会が開催される予定です。
今回紹介した研究指定を受けた地区だけでなく、研究指定を受けていない地区でも、さまざまな取組が行われています。同和教育は、部落差別をはじめとするあらゆる差別をなくし、全ての人々の人権を尊重する取組です。皆さんも積極的に参加し、一緒に明るく住みよいまちにしていきましょう。
この研究指定事業は、同和問題をはじめとするさまざまな人権課題の解決に向けての取組や、地域内のあらゆる機関との連携を推進しており、指定が終了した後も、取組が継続していくことを目的としています。
問合せ:人権同和政策課
【電話】22-7506
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