文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊の現場を訪ねて

12/30

島根県奥出雲町

「農の担い手応援隊」として畜産の現場で活動する森山隊員と「そろばん珠削り職人」として伝統工芸の現場で活動する信太隊員を訪問し、普段の活動の様子を見せていただきました。

◆森山聡美隊員
(横田第2繫殖育成センター)
和牛の飼養管理に加え繫殖育成の技術の習得に取り組まれ、和牛の生産から出荷までの一貫した業務に携わっておられます。この日は牛の爪切りである削蹄(さくてい)の様子を見させていただきました。牛に対して理解が深く、牛に愛情を持って日々業務に取り組まれている姿勢が印象的でした。
1.現在、力を入れていること
昨年度に引き続き人工授精と受精卵移植の資格を取得したのでそれを活かし、さらなる技術の向上を目指します。
2.普段の仕事で心がけていること
今の自分に出来ることを精一杯やります。
3.隊員になった時と現時点での思いの違い
近年の畜産情勢の悪化に先の見えない不安はありますが、自分で牛を飼いたい気持ちは変わることはありませんでした。これからも夢に向かって出来る限りの努力をしていきたいです。

◆信太直人隊員
(雲州そろばん協業組合)
珠づくり、軸づくり、枠づくり、組み立て、仕上げと数々のそろばん作りを一通り習得し、雲州そろばんの職人となることを目標に活動されています。この日はツゲの板から丸鋸で珠の形に丸くくり抜く「粗珠削り」の作業を見させていただきました。協力隊の応募を決められてから初めて奥出雲町に足を踏み入れた信太隊員ですが、お話を伺う中で、今では伝統工芸を継承し担い手となる固い信念が感じられました。
1.現在、力を入れていること
珠削り関連の機械を調整し、スムーズに動くようにすることです。
2.普段の仕事で心がけていること
怪我をしないように気をつけながら、焦らないで早めの作業を行うことです。
3.隊員になった時と現時点での思いの違い
隊員になる前は仕事内容を十分に把握していなかったことでやっていけるか不安でした。
今はある程度仕事に慣れてきたことで、この先やっていけるか不安なところもありますが、楽しみでもあります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU