◆育児休暇前と後での変化は?
坂井:育児休暇後、お互いに仕事と育児を両立しないといけません。お互いがイライラし始めると悪循環に陥るので、家庭が穏やかであるために、出来ることはするようになりました。早く帰った日は、味噌汁を作ってます。
町長:夜に赤ちゃんが寝ないと「何で寝ないの!?」と妻が言うんだけど、これは赤ちゃんに言ってるのではなく、隣にいる私に言ってるんですよね(笑)。精神面で安定するために、男性のサポートは不可欠ですね。私も共働き・核家族でしたので、家事は完全分業でした。
◇有給休暇は家族と共に♪
川角:ひと昔前に比べたら、少しずつ職場環境は改善されています。我が社では、「有給休暇は風邪に限らず、楽しい事で取ってよ」と言ってるんですよ(笑)
◆今、親が求めているものとは?
恩田:土日、遊びに行くとなると町外が多くなってしまいます。町内でも遊びに行ける施設があるといいですね。
町長:同感です!いつも公園という訳にはいかないし、雨が降る事もあるので、室内で安心して遊べる奥出雲らしい場所を作りたいなと思っているんですよ。もしかしたら、町外からも来てくれる可能性もありますよね!
今回の育休座談会では、7名の体験談を聞くことができました。育児休暇を通して、子どもと接する機会が増えたことや育児と家事の両立の大変さを痛感されたようです。多くの夫婦が「子どもを持ちたい」と思えるよう、町一丸となり子育てをしながら働きやすい環境づくりをしていく必要が迫られています。今回の体験談が、今後、育児休暇取得を希望する方々や事業所の参考になれば幸いです。
■町内の子どもの出生数
(令和1年~令和4年)
■産後パパ育休制度と育児休業制度について
※1雇用環境の整備などについて、今回の改正で義務付けられる内容を上回る取り組みの実施を労使協定で定めている場合は、1か月前までとすることができます。
■育児休業・産後パパ育休の取得例
※「両立支援等助成金」とは…
職業生活と家庭生活が両立できる“職場環境づくり”を行う事業主を支援する制度です。出生時両立支援コース、介護離職防止支援コース、育児休業等支援コース等があります。
問合せ・申請:島根労働局
【電話】0852-20-7007
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