11月23日に運行終了を迎えるトロッコ列車「奥出雲おろち号」が、ヘッドマークを新調し、10月14日に木次駅でお披露目式が開催されました。
このヘッドマークは、島根デザイン専門学校ITデザイン科の藤井さやかさんがデザインしたもので、木次線のラインカラーであるオレンジを基調とし、過ぎ去った日々を青色のグラデーションで表現されました。そして、門出と卒業をイメージした桜をあしらい、過去を振り返る意味を込めて、今回のおろちは右を向いています。
今回、JR西日本が同学校にデザイン依頼をされたのは、初代ヘッドマークと車体をデザインしたのが、同学校の講師であったご縁からラストランへ向けたヘッドマークのデザインも依頼されました。そして、10作品の中から、藤井さやかさんの作品がJR西日本鉄道部の選考により選ばれました。
藤井さんは、「走っていく姿を見て感動しました。残り1カ月を全力で走ってほしい」と話されました。
この日も、木次駅構内の多くの方が「奥出雲おろち号」の乗客に手を振り、おもてなしをしました。
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