奥出雲町内の小学6年生を中心に「たたら体験学習」が11月30日から12月1日にかけて鳥上小学校敷地内の古代たたら体験学習工房で実施されました。
この学習は、本町に伝わる伝統的製鉄技術「たたら製鉄」を、日刀保たたらの皆さんの協力をいただきながら体験することで、郷土への理解を深めるとともに、体験を通じた表現活動を行う機会とすることを目的とし、町内小学生の合同学習で行う様になってから、今年度で20回目を迎えました。
1日目は、炉づくりや鉄穴流し体験を、2日目は、実際に操業を行い、鉧(ケラ)を取り出しました。今回の体験では、砂鉄104kg、木炭150kgを使用し、できた鉧は25kgでした。
参加した児童は、「みんなで作ってとても感動しました。世界に通用する技術なので、広めていかないといけないと感じました」と感想を述べました。
児童は今後、各校区の鉄づくりに関わる歴史や活動などを表現する事後学習に取り組みます。
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