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自治体の皆さまへ

〈奥出雲創生の現在地〉~安心して暮らせる生活基盤の確保とまちづくり~「減災に向けて」(1)

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島根県奥出雲町

今年も出水期に入りました。いつどこで災害が発生してもおかしくありません。災害が発生した時に、災害被害を最小限に抑えるためには、日頃、どのようなことができるのか。そして、万が一、災害が発生した時に、どのように行動すべきか知っておく必要があります。今回は、町防災担当者へ話を聞きました。減災に向けての参考にしてください。

[台風や豪雨の接近時]
◆台風や豪雨の注意報や警報について、どのように情報収集できますか?
注意報や警報等の気象情報は、気象庁のホームページ「あなたの街の防災情報」から入手することができます。他にも、しまね防災メールに登録しておくと、注意報や警報等が発令された時に、メールが届きます。

◆しまね防災メールは、登録さえしておけば、注意報・警報等発令時に、自動的にメールが届くということですか?
そうです。自分で検索する必要がなく、メールで届くので、携帯電話でいつでも最新の情報を入手することができます。

◆避難所開設等の情報はどのように収集することができますか?
避難に関する情報は、告知放送や町のホームページ、フェイスブック、ラインまたはヤフー防災速報から入手することができます。

〔空振りを恐れず、命を守る行動を!〕
◆どのようなタイミングで避難をするといいですか?
町から「警戒レベル3高齢者等避難」が発令された場合は、高齢の方、障がいのある方、妊娠をしている方など避難に時間のかかる方やその支援者は、危険な場所から避難してください。それ以外の方は、いつでも避難ができるように準備をしてください。

◆危険な場所とはどのような場所ですか?
土砂災害や河川の氾濫が予想される場所です。ハザードマップで土砂災害警戒地域(通称:イエローゾーン)や土砂災害特別警戒地域(通称:レッドゾーン)となっている地域が危険な場所となります。

◆「警戒レベル3」で避難をした人以外は、どのタイミングで避難をするとよいですか?
「警戒レベル4避難指示」が発令されたら、危険な場所から全員が避難する必要があります。「警戒レベル5緊急安全確保」が発令された時は、すでに災害が発生しているか差し迫った状況です。この状況での、安全な避難は難しく、「安全・確実」に避難できる時に、空振りを恐れず、早めに避難することが大切です。

◆土砂災害の前兆
◇がけ崩れ
・小石がぱらぱら落ちてくる。
・がけから急に水がわき出る。
・がけの上の木がゆれたり傾いたりする。地鳴りがする。
◇土石流
・雨は降り続いているのに川の水が減る。
・山なりがする。
・川の水がにごり、水といっしょに倒れた木が流れてくる。
資料提供:NPO法人土砂災害防止広報センター

※詳しくは広報紙P2をご覧下さい。

◆避難というのは、町が指定した避難所へ行けばよいのでしょうか?
町が指定した避難所へ避難するだけでなく、安全な場所にある親戚・友人宅へ避難することも考えてみてください。
また、ハザードマップ等で自宅が安全だと判断できる時は、自宅に留まることも選択肢の一つとなります。

◆どのように自宅が安全だと判断できますか?
自宅が安全だと判断する3つの点があります。
(1)イエローゾーンやレッドゾーンでないこと。
(2)水・食糧などの備えがあること。これは、家の周りで被害があり、身動きが取れず、孤立してしまった時に備えるためです。
(3)2階以上の階があること。

◆避難するときの注意点はありますか?
避難所では、物資の品数等に限りがあります。可能な限りご持参をお願いします。どのような物を準備すべきかは、次のチェックリストを参考に、ご家族の人数や構成等に合わせてください。ただし、自らが担いで避難所まで歩かなければいけないので、持ち歩けるように内容品の取捨選択を行ってください。重さの目安は、男性15kg、女性10kgです。

〔非常持出品チェックリスト(一例)〕
○食料品
非常食、飲料水、お菓子
○衛生用品
ばんそうこう、包帯等、常備薬、常用薬、お薬手帳、ウェットティッシュ、生理用品、マスク、手指消毒液
○衣類等
下着類、替えの衣類、洗面用具、タオル、手袋、雨具
○生活用品
軍手、スリッパ、ナイフ、ヘルメット、懐中電灯(予備電池含む)、携帯ラジオ、ビニール袋
○その他
予備のメガネ、義歯、紙おむつ、粉ミルク、通帳や保険証のコピー等

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