◆令和5年度の決算について
令和5年度の一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算が、9月定例議会で認定されましたのでお知らせします。
一般会計決算では、歳入決算額が175億2,385万円(対前年度比12.7%増)、歳出決算額が170億6,225万円(同12.3%増)となりました。なお、翌年度に繰り越すべき財源は1億4,108万円であり、実質収支3億2,052万円の黒字となりました。
◆経常収支比率の推移
財政の健全度をみる大切な指標で、町の歳入である地方交付税や町税等に対し、決まって支出しなければならない人件費や借入金の返済、常備消防等への負担金や補助金などの割合を示す指標で、低いほど財政の弾力性があることを示します。
今年度は、89.0%で昨年度と比べ0.8%増加しました。
◆基金残高の推移
町の貯金を表す指標で、一般会計の基金は、使途が限定されていない財政調整基金・減債基金と使途が特定の目的に限定されている特定目的基金があります。
今年度は、有限会社奥出雲椎茸の損失補償付債務返済のため財政調整基金を取り崩したことが影響し、前年度に比べ基金残高は5億3,349万円の減となりました。
◆地方債残高の推移
町の借金を表す指標で、新たな地方債の発行抑制や返済分が地方交付税で戻ってくるものを優先し、将来の財政負担の軽減に努めています。
令和5年度は、統合小学校整備事業や情報通信施設整備事業などの財源として多額の地方債を借り入れたことにより、前年度に比べ、地方債残高は1億4,991万円の増となりました。※臨時財政対策債を除く。
◆特別会計等の決算状況
一般会計と区別して処理する会計として、11の特別会計と水道事業会計があり、その決算は左表のとおりとなりました。なお、下水道3特別会計の差引残額は、それぞれ地方公営企業法が適用されたことにより、令和6年4月1日をもって下水道事業特別会計へ引き継ぎました。
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