若槻一夫さんの突然の訃報に接し、心より哀悼の意を表します。
若槻さんは亀嵩地区出身で亀嵩中学校を卒業後、地元で左官見習いを始め、昭和32年に広島に拠点を移されました。ご両親の他界をきっかけに、昭和47年から敬老の日に合わせ故郷亀嵩地区の高齢者の方々へ記念品の寄贈をされております。町に対しても多額のふるさと納税のほか、平成17年から高齢者福祉や子育て関連施策への活用を目的とした寄附、令和2年にはご自身が故郷を離れてご苦労された経験から、コロナ禍で困窮している学生支援のための寄附など多大な貢献をいただいております。
この他にも数々の社会貢献活動により町政の振興と発展に寄与されたことを称え、令和2年に奥出雲町名誉町民の称号を贈呈させていただきました。
若槻さんの故郷に対する熱い思いは、町民の心に脈々と流れ息づいております。地域の皆さんとともにこれからもしっかりと奥出雲を守っていきたいと思います。
ご逝去にあたり、これまで本町に賜りました長年のご功績に深く感謝するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。
奥出雲町長 糸原 保
<この記事についてアンケートにご協力ください。>