■令和6年度第2回奥出雲町地域ケア多職種連携会議
奥出雲病院在宅診療センターは、奥出雲町から在宅医療介護連携推進事業を受託し、「在宅医療・介護連携支援センター」としても活動をしています。その一環として、「奥出雲町地域ケア多職種連携会議」を年4回開催しています。この会議は、町内の医療、介護、福祉、行政に関わる関係者が一堂に会し、高齢の患者や利用者にまつわる課題とその解決策について、職種の垣根を越えて協議する場となっています。
今回は、「奥出雲町の看取り」をテーマに、人生の最期をどのように迎えるかについて、日頃の事例や職種ごとの考え方を共有し、より良いケアについて議論しました。
医療や介護の専門家である私たちが果たすべき役割は、ご本人やご家族の思いを丁寧に聞き取り、それを大切にするために、『経験に基づいた様々な選択肢を提示し、安心して最期を迎えられるよう支援することが重要である』との意見が出されました。
この会議は島根県においても先進的な取り組みとして評価されており、今回は邑南町の保健師の方々にもご参加いただきました。
今後も、奥出雲町ならではの地域ケアに関する課題を取り上げ、関係職種が一丸となって、町民が安心して暮らせるよう支援していきます。
■令和6年度病院運営中間報告会
令和4年度より毎年開催している「令和6年度病院運営中間報告会」を開催しました。
直近の病院経営状況と後半期および次年度に向けた病院運営方針について、鈴木院長と経営課より説明を行い、参加した職員間で共有しました。
新型コロナウイルス感染症の法律上の取り扱い変更や令和6年度の診療報酬改定を受けて以降、病院の経営は大きな転換を迫られています。
この会では、現在の課題とそれに対する対策について活発な意見交換を行い、意思統一を図りました。
今後もよりよい医療と介護サービスの提供を通じて、町民の皆様に安心を提供できるよう職員一同努力して参ります。
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