本町では、令和元年度から小さな拠点づくりの取り組みが地区単位で始まり、地域の賑わいづくりや繋がりづくり、地域防災の強化等の活動を実践されています。
今月号では、2月25日にカルチャープラザ仁多で行われた地域づくりアクション発表会R6で発表された各地区の小さな拠点づくり・地域づくりの取り組みの一部を紹介します。
■鳥上地区地域づくり委員会
・若者や女性に農業の魅力を伝えるため、米づくり講習会を開催。
・維持管理が課題となっている鳥上運動公園の維持管理の草刈りを関係人口創出イベントとして実施。しまね関係人口マッチング・交流サイト「しまっち!」を活用し、地区外からの参加もあり。
・地区内のつながり強化の要望のもと、鳥上公民館屋外ピロティにてセルフ型居酒屋を開催。
■横田地区振興会
・防災研修会を企画し、自治会長や消防団員等45名が参加し、現状や課題について話し合い、テント設営の訓練を実施。
・「横田には高齢者が集う場所がない」という声があり、ふれあいサロンを開催。脳トレやADL体操(介護予防、認知症予防、筋力低下予防に効果的な体操)、インターネット体験等を実施。
■八川未来図
・全国から451名のランナーが集結し、八川の大自然とグルメを楽しむ第2回奥出雲おろちループグルメマラソンを開催。
・有害鳥獣を有効活用するため、ジビエ事業の先進地である美郷町を視察。
・八川の資源を活用する活動として、八川小学校大イチョウの銀杏拾いを婦人会や老人会が行い、PTA、児童と協力して販売し、収益は児童の活動に寄附。
■馬木地区小さな拠点づくり地域づくりフォーラム馬木
・地域の賑わい創出として「あおぞら市」を6月から12月の間に8回開催。今年度は、スーパーボールすくいやコンサート等、幅広い年代が楽しめる企画を実施。
・「喫茶サロン」は、子育てママ友倶楽部や健康教室、趣味の教室を開催し、様々な年代が目的を持って憩いの場として利用。
・関係人口の創出として、以前から相互交流のある松江市加賀地区のイベントに馬木の野菜等を持って行き販売。
■布勢地区福祉振興協議会
・子どもたちによるトロッコ列車「奥出雲おろち号」のお出迎え活動が起爆剤となり、大人もジオラマ作成やカフェのオープン等、地域活動が活発化。
・月に1回、佐白温泉長者の湯にてサロンを開催。室内でコンサートや寄席を楽しむほか、春と秋には遠足を企画。
■三成郷づくりの会
・令和2年度の空き家調査情報を更新し、空き家管理や解体情報等を一覧にまとめ、各自治会へ提供。
・公民館で開催する集いの場への運営協力として、地域輸送活動の認定講習を受けた三成郷づくりの会員による高齢者サロンへの送迎を実施。
・花を育て、やさしさや美しさを感じる情操面を向上させる「花育」を通した世代間交流を実施。
■亀嵩地区小さな拠点づくり委員会
・地域の困り事を解決する「かめさんお助け隊」による除草・除雪作業を実施。現在、利用会員・協力会員がそれぞれ30名登録しており、1時間1,000円で依頼を受託。
・NPO法人ともにの協力のもと、移動販売車「きずな号」を運営。買い物支援だけでなく、訪問先の方の困り事や体調について聞き取りをし、民生委員等と情報を共有。
■阿井地区地域づくり委員会
・東洋製鉄(株)とコラボし、同社の敷地にある「もみの木」にイルミネーションを設置。点灯式には、同社のスタッフによる工場見学や豚汁のサービスの他、子どもが楽しめるビンゴゲームや紙芝居を実施。
・防災研修会を年2回開催し、応急・救命手当の仕方やテントの設営・ガス発電機の使用方法について学習。
■みざわ小さな拠点づくりの会
・子どものお泊り会と地域防災を掛け合わせ、防災テントの設営体験やカレーを作る事で炊き出し訓練を実施。
・やってみたい人が気軽にチャレンジできる「みざわチャレンジ応援金」を地区内外問わず、三沢を一緒に盛り上げてくれる人へ助成し、6団体が活用。子どもの職業体験イベントや朝市、移住者による子育て会を開催。
※詳しくは広報紙P8~9をご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>