■新築住宅はすべて省エネ基準へ
2025年4月から、改正建築基準法が施行されます。原則としてこれから建てる住宅はすべて、エネルギー消費量を抑える必要があり、より高効率な設備の導入や、建物の断熱性能向上など、省エネ対策がこれまで以上に重要になります。
省エネ改修がしやすいように「高さ制限・建蔽率・容積率の特例許可制度」が追加されました。あわせて、国内の森林資源の活用促進、炭素固定量の増加を目的に、中規模以上建築物の木造化・木質化ができるように変更されました。また、既存建物の用途(業態)変更が容易になるように、一定の条件をクリアすれば最低採光面積が緩和される規定が追加されました。
従来通りの設備や設計では省エネ基準を満たせません。基準に適合しない住宅は、工事着工や建築物の使用ができなくなります。
この改正により、新築住宅は光熱費が抑えられますし、公共施設の内装にもっと木が使われ易くなります。より、人に優しく暮らしやすくなりますね。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>