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特集 財政状況をお知らせします(1)

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島根県安来市

■令和4年度決算報告
今号は、安来市の財政状況をお知らせします。市の財布には「一般会計」「特別会計」「公営企業会計」の3つがあります。3つの決算を振り返り、市民の皆さんに納めていただいた税金や、国・県からの支出金などがどのように使われたかを報告します。
この他にも、さまざまな角度から財政状況を分析しています。詳しくは、市ホームページで公開していますので、ご覧ください。

◆一般会計は基金残高を維持しつつ黒字を達成
財政調整基金は4年ぶりに10億円台を確保
〔歳入〕274.6億円 前年比△5.4億円

〔歳出〕266.5億円 前年比△3.4億円

翌年度へ0.76億円繰越 前年比△0.14億円
=
約7.3億円の黒字 前年比△1.9億円

一般会計の決算額は、歳入歳出とも前年度を下回り、歳入が歳出を上回る黒字決算となりました。


基金全体の残高は、52億358万円で前年比1,911万円の減となり、平成28年度から減少傾向にあった残高がほぼ横ばいとなりました。これは基金の取り崩しを抑制しつつ、新規積み立てを実施したためです。


財源が不足した場合に備えて積み立てている財政調整基金は、7年ぶりに取り崩しをせず、積み立てのみを実施しました。そのため、残高が10億2,900万円となり、4年ぶりに10億円台を確保しました。

◆一般会計 歳入
歳入総額 274億6,226万円

自主財源は市に権限がある独自に確保できる財源で、依存財源は国や県の基準で交付・割り当てられる財源です。
※金額は表示の単位未満を四捨五入しています。そのため合計金額が一致しない場合があります。

▽歳入の種類
市税…市民税、固定資産税、軽自動車税、市たばこ税、入湯税
分担負担金・使用手数料…事業実施に係る受益者からの分担金及び負担金、施設等の使用料
繰入金…基金から取り崩したお金
諸収入等…ふるさと寄附金、前年度決算剰余金、貸付金元利収入、国や県を除く団体からの助成金等
地方譲与税・交付金等…国や県が徴収した特定の税目の税収を一定の基準により地方団体に譲与(交付)する税金
地方交付税…国が地方に代わって徴収する地方税
国庫支出金…事業を実施するために国から支出される交付金、補助金等
県支出金…事業を実施するために県から支出される交付金、補助金等
市債…外部から借り入れた負債

▽主な増減(前年度比)
・繰入金 23.2%減(△2億9,594万円)
財政調整基金の取り崩しの減など
・諸収入等 32.0%増(4億8,276万円)
前年度決算余剰金の増など
・国庫支出金 13.3%減(△5億5,929万円)
子育て世帯臨時特別給付金事業費補助金の減など
・市債 23.7%減(△5億360万円)
臨時財政対策債発行額の減など

◆一般会計 歳出
歳出総額 266億5,251万円

※金額は表示の単位未満を四捨五入しています。そのため合計金額が一致しない場合があります。

▽歳出の種類
議会費…議会の費用
総務費…課税と納税、職員人事管理、総務、企画などの費用
民生費…福祉や保育などの費用
衛生費…保健衛生、健康増進、環境対策、ごみ処理などの費用
労働費…雇用対策などの費用
農林水産業費…農林水産業の振興などの費用
商工費…商工業・観光の振興などの費用
土木費…道路や橋、公園の建設・維持管理、都市計画などの費用
消防費…消防や救急などの費用
教育費…学校教育、社会教育、人権教育、文化振興などの費用
災害復旧費…自然災害の復旧工事などの費用
公債費…市の借金返済の費用

▽主な増減(前年度比)
・商工費 24.0%減(△2億9,473万円)
経済回復応援クーポン事業費の減など
・農林水産業費 12.0%増(1億8,751万円)
県営農業農村整備事業負担金費の増など
・土木費 15.5%増(3億3,313万円)
安来港飯島線道路改良事業費の増など
・消防費 15.4%増(1億2,486万円)
消防指令システム更新事業費の増など
・教育費 15.0%減(△3億9,068万円)
体育施設整備費の減など

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