◆宇波地区のイチオシ! ユズがつないだ地域の絆~猫の手借り隊~
宇波は、3つの谷からなり、オオサンショウウオが生息し、カジカガエルの声が響く、清流に恵まれた地区です。稲作のほかユズやブルーベリーの栽培もされています。8年前から地域の女性有志が「うな民クラブ」を立ち上げ、これらを材料としたジャム作りやこんにゃく作りで地域を盛り上げています。
しかし、栽培場所の草刈りは大変な重労働です。頑張っているクラブを手助けしたいと、4年前、当時集落支援員(※)だった加藤喬(たかし)さんの呼びかけで、無償ボランティアとして「猫の手借り隊」草刈り隊が発足しました。「発案からすぐ、5・6人が名乗りを上げてくれて、宇波はとても活動をしやすい地域だと感じました」と加藤さんは振り返りました。
隊の活動は、ユズ・ブルーベリー畑の草刈りが主体で、年4・5回草刈りを行っているほか、クラブと連携し、ジャム作りにも協力しています。活動後は、飲食を共にし、宇波の将来について語り合います。これが活動の原動力です。この交流により、地域の皆さんが交流センターに訪れる機会も増加しました。
ユズ・ブルーベリージャム、こんにゃく作りからできた「猫の手借り隊」「うな民クラブ」の連携で、地域の輪が形成されていました。
※集落支援員とは、地域の実情に詳しい人で、市町村職員とも連携しながら、地域に目配りし、巡回、状況把握といった仕事をする人のこと。
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