特集 安来市DX推進計画を策定しました DXで人と未来をつくるまちへ(1)

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近年、新型コロナウイルス感染症の拡大や人口減少・少子高齢化、市民サービスの多様化など、社会環境の変化によってさまざまな課題が発生しています。これらの課題を解決するためには、デジタル化による新しい社会の仕組みが必要不可欠です。仕組みづくりを効果的・効率的に行うためには、目標を決めて、市全体で同じ方向に向かって取り組みを進めなければいけません。
市では、市民の現状とニーズ確認のために、令和4年度に市民アンケート調査・企業アンケート調査を実施しました。
アンケート調査や庁内の「DX推進会議(※)」での検討により「安来市DX推進計画」を令和5年3月に策定しました。この計画は、令和5年度から令和7年度までを計画期間としています。
※「DX推進会議」は、デジタル技術に詳しい人材の育成・確保、情報格差の解消など、大きな枠で目標を設定し、全体の管理・調整を行っています。また、枠組みを超えたさまざまな課のメンバーからなる「ワーキングチーム」が具体的な事業について検討し、実施に向けて取り組みを進めています。

DXとは…デジタル・トランスフォーメーションの略で、ICT(情報通信技術)の浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること。ICTの活用を通じてビジネスモデルや組織を変革することも含まれます。

[市民アンケート調査]
対象：市民1,000人(403人回答)
インターネット利用率：71.5%(50歳代までは9割越えの人が利用)
必要とする情報：災害関連情報や防災情報など

[企業アンケート調査]
対象：市内企業200社(118社回答)
インターネット利用率：95.6%
インターネット利用に関する不満：職場付近で電波が入りにくい(約2割)

◆DX推進計画の基本理念
「デジタルで　人と未来をつくるまち」
～人が集い、未来を創る安来市のDX～
基本理念に沿って、デジタル技術を活用し、安来市の特性を生かしたまちづくりを行っていきます。
市民、事業者、市職員が一丸となり、住みよいまちづくりを行いましょう。

◆DX推進計画の基本方針
▽市民が安心できる、快適なまちづくりの実現
～上質な環境づくり、市民生活向上のためのDX～
市民の皆さんの生活がよくなるための、質の良い環境づくりに向けた取り組みを進めます。
取組例：高齢者層や福祉分野に対する充実したサポート、幅広い分野に関する分かりやすい情報配信、教育環境の充実　等

▽市民と一緒にすすめる、地域の活性化を実現
～地域産業発展、活性化のためのDX～
デジタル化によるインフラ整備・働く場所の創出等、地域を活性化させる取り組みを進めます。
取組例：商業の活性化や基盤強化のための支援、市内事業者のコンピュータやネットワーク利活用の促進、データの利活用　等

▽市民の視点で実行する、暮らしのための行政サービスの実現
～市民サービス向上に向けた庁内業務のDX～
市民の視点から、デジタル化により効率的に行政サービスを行い、充実したサービスの提供を目指します。
取組例：庁内業務のオンライン化等の各種デジタル施策

問合せ：自治体DX推進室
【電話】23-3121