人権尊重社会の実現をめざして
■ハラスメントを防ぐために私たちができること
連日、テレビや新聞で取り上げられている「ハラスメント」。ハラスメントとは、日本語で「嫌がらせ」や「いじめ」にあたる言葉で、相手を不快にさせたり、苦しめたり、悩ませたりする行為全般を指します。故意の迷惑行為はもちろん、無意識の不用意な言動で相手を傷つけることもハラスメントに該当する場合があります。
ハラスメントは、被害者の能力発揮を妨げたり、心身に悪影響を及ぼしたりするだけでなく、ハラスメントが起きている周囲・職場全体の仕事への意欲を低下させ、健全で効率的な企業運営を妨げてしまいます。
ハラスメントを防ぐために、組織全体が正しい知識をもって、社内方針の明確化や相談体制の構築等、法律で義務付けられた取組を進めていく必要があります。何より、一人一人が、互いに思いやりをもって接し、人権意識を向上させていくことがハラスメント防止の近道です。
時代とともに価値観は変わり続けています。時には、自分にとっての常識やあたりまえを疑ってみることも大切なことかもしれません。
▽ハラスメントが起こる原因
(1)組織内に、男女感覚の差や上下関係による思い込み等、偏った考えがある
(2)ミスできない業務や達成不可能な目標が課せられたりする職場環境になっている
(3)日頃の会話や観察等、組織内でのコミュニケーションがうまくとれていない
(4)研修等、ハラスメント防止のための取組が諸外国に比べて遅れている
■12月の「特設人権相談所」
開設日時:12月4日(水)9時30分~12時
場所:
安来中央交流センター(第3会議室)
広瀬社会福祉センター(会議室)
問合せ:人権施策推進課
【電話】23-3095
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