■一般会計 歳出
歳出総額 266億9,258万円
▽主な増減(前年度比)
・農林水産業費 8.2%増(1億4,405万円)
森林環境整備事業費の増など
・商工費 25.7%増(2億4,022万円)
温泉施設管理費の増など
・教育費 15.6%増(3億4,690万円)
給食センター管理費、体育施設整備費の増など
・災害復旧費 64.6%減(△3億286万円)
農林災害復旧費、道路橋りょう災害復旧費の減など
※金額および構成比は表示の単位未満を四捨五入しています。そのため合計金額が一致しない場合や、構成比の計が100.0%とならない場合があります。
▽歳出の種類
議会費:議会の費用
総務費:職員管理、税務、総務、企画などの費用
民生費:福祉や保育などの費用
衛生費:保健衛生、健康増進、環境対策、ごみ処理などの費用
労働費:労働者福祉などの費用
農林水産業費:農林水産業の振興などの費用
商工費:商工業・観光の振興などの費用
土木費:道路や橋、公園の建設・維持管理、都市計画などの費用
消防費:消防や救急などの費用
教育費:学校教育、社会教育、人権教育、文化振興などの費用
災害復旧費:自然災害の復旧工事などの費用
公債費等:市の借金返済の費用
■一般会計は黒字決算
〔歳入〕273.7億円(前年度比 △0.9億円)
–
〔歳出〕266.9億円(前年度比 △0.4億円)
–
翌年度繰越0.9億円(前年度比 0.1億円)
=
約5.9億円の黒字(前年度比 △1.4億円)
一般会計の決算額は歳入が歳出を上回る黒字決算となりました。
■安来市の蓄え(1)
将来の財政負担に対応するため積み立てる蓄えを基金といい、特定の目的を達成するためのものとやむを得ない財源不足(災害対応など)に対応するためのものがあります。
基金全体の残高は52億121万円で前年度比237万円の減となり、平成28年度から減少傾向にあった残高はほぼ横ばい状態になりました。
■安来市の蓄え(2)
基金のうち、災害など不測の事態に備えて積み立てしている財政調整基金は、前年度に引き続き、取り崩しをすることなく、積み立てのみを実施しました。そのため、残高が13億2,984万円となりました。
■安来市の借金
道路や公共施設などの建設事業のために、外部から借金をし、返済が後の年度になる負債を地方債といいます。
平成29年度末の385億円をピークに膨らんでいた地方債現在高でしたが、近年では地方債の発行の抑制や繰上償還を実施したことにより、令和5年度末の地方債現在高は約278億円となり、毎年借金を減らし続けています。
一般会計の年度末の地方債現在高の標準財政規模に占める割合を地方債現在高比率といいます。今後償還すべき地方債の現在高が標準財政規模に対してどの程度になっているかを見ることにより、将来の公債費負担などを把握するための指標になります。令和元年度末まで警戒エリアに上昇していた比率が、令和5年度末には健全エリアに到達しました。
地方債現在高比率の推移
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