■特別会計・公営企業会計
安来市の会計には、一般会計のほか、国民健康保険事業や介護保険事業などの「特別会計」と水道事業や病院事業などの「公営企業会計」があります。
いずれも国民健康保険税や介護保険料、水道料金、医業収入など特定の収入を財源に事業を行っており、その収支状況を明らかにするため一般会計とは分けています。
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■財政健全化
財政健全化は、法律で定められた指標である実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率を見て判断します。この指標が、国の早期健全化基準を超えると自主的な改善努力が求められ、さらに財政再生基準を超えると財政再生計画を策定し、国の管理のもと財政再建を目指すことになります。
令和5年度決算をもとにこれらの指標を算出すると、すべて早期健全化基準を下回る数値になっています。例えば、実質公債費比率は比率が高いほど、借金の返済により多くの予算を充てることになり、柔軟な予算の執行が難しくなります。安来市の場合、令和4年度(13.7%)よりも改善しており、より柔軟な財政運営が可能となり、市民サービスの財源確保につながっています。
今後も健全な財政運営を維持するため、市債発行の抑制や、基金の確保に向けて取り組んでいきます。
健全化判断比率(健全化を判断する数値)
※国の基準を下回っていればいるほど健全な財政とされている
問合せ:財政課
【電話】23-3025
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