■市内外へのアクセス性向上と新たなまちづくり 産業の発展と命を守る道路網の形成
市では、一般国道9号(安来道路)の位置にスマートインターチェンジ(以下「スマートIC」)を設置する取り組みを進めてきました。その結果、令和6年9月6日にスマートICの新規事業化が決定し、9月25日に連結許可書の伝達式を行いました。
今後は国・県・西日本高速道路株式会社・市等関係機関が連携し、関係者のご理解を得ながら、供用開始に向けて事業を進めていきます。
◇スマートICって何?
スマートICとは、自動料金収受システム(ETC)搭載の車両に利用を限定したインターチェンジのことです。
利用車両が限定されていることから簡易的な料金所の設置で済み、従来のインターチェンジに比べ低コストで導入できるなどメリットがあります。
◇安来市に2つもインターチェンジが必要?
高速道路への接続箇所が増えるとアクセスの選択肢も増え、目的地への移動時間の短縮につながります。
また、災害時等には複数の経路が確保され、安全安心にもつながります。
◇なぜその場所に?
スマートICの設置検討に当たり、住民生活面、観光面、物流面、経済性などさまざまな観点で比較検討を行いました。その結果、今回整備を予定している総合文化ホールアルテピア周辺の設置位置が最適地として選定されました。詳細な位置や構造は今後着手する測量や詳細設計で決定します。
◇どんなスマートICになるの?
現在計画しているスマートICの概要は次のとおりです。
路線名:一般国道9号(安来道路)(安来IC~東出雲IC間)
接続形式:本線直結型
形式:全方向
運用形態:ETC搭載車両全車種 24時間通行可能
◇スマートICの整備効果は?
(1)新たなまちづくりの推進
市は新しいまちづくりを進めており、スマートICを整備することで高速道路へのアクセス性向上を活かした「人が集まる」まちづくりを推進します。
(2)観光振興の推進
移動にかかる時間が短縮され、観光施設への滞在時間や立ち寄り先の増加が見込めることから、観光施設への集客効果の向上が期待されます。
(3)産業の活性化
高速道路へのアクセス性が向上することによって、輸送の効率化や企業誘致の促進が期待されます。
(4)救急・救命活動の改善
医療機関への搬送時間の短縮や、患者の安定搬送の確保が期待されます。
◇事業化決定まで
スマートICの設置は、関係機関による要望活動や期成同盟会の結成、各会議を重ね、事業化が決定しました。
令和5年8月23日 仮称安来スマートインターチェンジ建設促進期成同盟会を設立
令和5年9月8日 準備段階調査箇所に決定
令和5年11月2日~令和6年6月24日 第1~3回準備会開催
令和6年7月11日 第1回地区協議会開催
令和6年9月6日 新規事業化が決定
令和6年9月25日 連結許可書伝達式
◇いつから使えるの?
今後、現地の測量や詳細設計を実施し、その後に用地提供のお願いをする予定です。その後工事に着手しますが、工事も長期間になると予想されるので供用開始は現段階では未定です。
◇これからの進め方は?
これまでは事業主体が安来市でしたが、今回の事業化決定により西日本高速道路株式会社(通称:NEXCO西日本)と安来市が一緒に事業を進めていきます。
今後も地権者の皆さんや地元関係者の皆さんと協議を重ね、ご理解をいただきながら丁寧に進めていきます。
事業の進み具合は市ホームページで随時情報発信するほか、広報やすぎでもお伝えしていきます。
※詳細は本紙をご覧ください。
問合せ:土木建設課
【電話】23-3322
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