■風しん第5期予防接種はまもなく終了! ワクチンで予防できる病気や感染症を予防しよう
ワクチンで予防できる病気をVPD(Vaccine Preventable Disease)といいます。
VPDには、子どもの定期予防接種の対象である「結核(BCG)」、「麻しん・風しん(MRワクチン)」などがあります。そのほか、皆さんもよく知る「季節性インフルエンザ」や「新型コロナウイルス感染症」もVPDです。
しかし、子どもも大人も、毎年多くの人が、ワクチンで予防できるはずのこれらの病気に感染して苦しんだり、後遺症が残ったり、死亡したりしています。
定期の予防接種は、病気にかかりやすい年齢や重症化しやすい年齢などに応じて予防接種時期があります。お子さんが4月に入園・入学する人は、集団生活が始まるまでに予防接種を受けましょう。
大人の場合、幼少期にワクチンを受ける機会がなかった疾患や、必要な予防接種を受けてこなかったなどの可能性があります。母子健康手帳等で確認しましょう。
この機会に、予防接種の受け忘れがないかどうか振り返り、未来の自分のため、予防できる病気は予防しておきませんか。
■風しん第5期予防接種が今年度で終了します 今なら無料!
風しんの抗体検査・予防接種を無料で受けられるこの事業は今年度で終了となります。令和7年度からは全額(約1万円)自己負担となります。
▽風しん第5期予防接種
対象者:昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性
※接種対象者は、過去に風しんの公的予防接種を受けていないため、他の世代に比べ、風しんの抗体保有率が低くなっています。対象者には、令和6年5月にクーポン券を送付しています。
予防接種までの流れ:
(1)医療機関で風しん抗体検査を受ける
(2)抗体検査の結果、抗体価が低かった人は風しんの予防接種を受ける
費用:無料
クーポン券の有効期限:2月28日(金)
▽風しんってどんな病気?
風しんウイルスの飛沫感染によっておこる病気で、1人の患者から5~7人位にうつす強い感染力を有しています。
主症状は、発しん、発熱、後頸部リンパ節腫脹などです。ときに関節痛・血小板減少性紫斑病・脳炎などの合併症を併発することがあります。
▽風しんの予防対策は?
予防接種(ワクチン)が効果的な予防策です。
予防接種だけでなく、外出後に手洗い・うがいをする、人混みや医療機関など効果的な場面でマスクを着用するといった日々の予防も大切です。
▽風しんの予防接種で赤ちゃんを守りましょう
妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、赤ちゃんにも感染し、生まれつき耳が聞こえにくい・目が見えにくい・心臓に病気があるといった「先天性風しん症候群」という病気にかかることがあります。
特に妊娠中は、風しんに感染しないよう注意しましょう。家族や職場など、周囲の皆さんも、感染しない・させないよう気をつけましょう。
問合せ:
成人・高齢者の予防接種について…いきいき健康課【電話】23-3220
小児の予防接種について…子ども未来課【電話】23-3222
問合せ:いきいき健康課
【電話】23-3220
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